寄生獣

山崎貴監督。染谷将太主演、阿部サダヲ、深津絵里、橋本愛。岩明均原作の同名漫画の映画化。2014年。

寄生獣

<ストーリー>
パラサイトの卵が深海から浮上して港へと上陸し、幼生となって貨物に侵入して各地へ散っていく場面から物語は始まる。主人公の泉新一は自宅に忍び込んできたパラサイト・ミギーに襲われるが、頭部への寄生を免れながらも右腕に寄生される。頭部を乗っ取ることに失敗したミギーと、自身の右腕を失った新一は、やむを得ず共生関係を築くことになるが、その頃寄生に成功した他のパラサイトたちは人間に擬態し、人間たちを襲って捕食していた。ミギーは好奇心から他のパラサイトと接触を試みるが、最初に遭遇した中華料理店の主人に擬態したパラサイトは新一を警戒し、ミギーは新一を守ってこれを殺害することになる。しかし、このことが原因で、新一とミギーは人間の警察と、パラサイトの組織「パラサイトネットワーク」の双方から目を付けられてしまう。
その後、新一が通う高校に、高校教師に擬態したパラサイト「田宮良子」が赴任してくる。パラサイトが生殖能力を持たないことを自分自身の身体を使った実験で確認し、その存在意義に疑問を抱いていた「田宮良子」は、人間との共生関係のモデルケースとして着目するようになっていく。彼女は新一をパラサイトネットワークに誘い、ネットワークの仲間である警察官のパラサイト「A」と、高校生のパラサイト「島田秀雄」を紹介するが、しかし「A」は中華料理店の主人を殺害した新一とミギーを密かに敵視していた。「A」は新一とミギーを自宅近くで襲撃し、ミギーは新一との連携によって「A」を返り討ちにするが、自宅近くの裏通りで迎え撃ったために、新一は自分の母・信子を戦いに巻き込んでしまうことになる。「A」は新一の母親を殺害して頭部を乗っ取り、新一の自宅に現れるが、動揺した新一はその事実を受け入れられないまま心臓を刺し貫かれてしまう。ミギーは新一の体内に潜り込んで心臓を修復して即死状態から蘇生させることに成功するが、その副作用で新一の身体能力には超人的な変化が生じるようになり、また母を殺され自らも臨死の状態を体験したことなどから、精神に変調をきたしていく。新一の幼馴染である村野里美は、新一の変化に困惑する。
「A」は行方をくらまし、新一は学校に通い、警察の追求をはぐらかしながらも、母の仇である「A」の行方を捜そうとする。その頃パラサイトネットワークは、パラサイトこそが地球環境を汚染する人類に対する自然の警鐘であり救世主だという思想を抱く人間、広川剛志を市長候補に擁立し、勢力の拡大を目論んでいた。人間社会との共存の道を模索しようとする「田宮良子」は、ネットワークの中で孤立を深めつつも、高校教師を続けながらミギーとの融合で変化した新一の観察を継続するため、「島田秀雄」を高校に呼び寄せる。しかし「島田秀雄」は高校で正体が露見してしまい、薬品を投げつけられたことで錯乱し、生徒たちを虐殺し始める。新一は里美を守って「島田秀雄」と戦い、最終的に射殺する。パラサイトの繁殖能力を確かめるための実験で「A」の間にできた人間の子を身籠もっていた「田宮良子」は、他の教師から未婚の母となったことを咎められたり、宿主の両親に正体を見破られたりしたこともあって学校にいられなくなり、新一に「A」の居場所を教えて高校を去る。
母親を乗っ取った「A」との対決で、新一はミギーの助力を得られない状況に陥る。しかし新一はそれまでの場面で片鱗のみを見せていた超人的な身体能力を発揮し、初めてミギーに頼らず独力で「A」を圧倒し、自ら手を下して復讐を遂げる。広川は選挙で市長として当選し、新一がパラサイトたちと対決する決意を固める一方、警察は密かにパラサイトたちを一掃するための計画を進める。 (Wikipediaより転載)

<感想>
原作は全部読んでます。ミギーや田宮良子はかなりイメージ近かったです。でも主人公の新一が違和感…こんな感じじゃないなあ。ご両親の設定は変えられてるんですね、映画では時間が無いので、ところどころ変更があるのは仕方ないと思います。かなり頑張っていて、悪く無い出来だと思いました。後編も観ます。