ジェフ・ニコルズ監督。マイケル・シャノン主演、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム。2011年。
<ストーリー>
オハイオ州の工事現場で地盤の掘削作業を仕事としているカーティスは、妻のサマンサと難聴の障害を持つ娘と平凡で幸せな生活をしていたが、ある日、巨大な竜巻が街を襲う悪夢にうなされる。
悪夢は毎晩続き、竜巻と共に降る油のような赤い雨、そしてその雨に濡れて理性を失った人々に、自身や娘が襲われるリアルな内容に、 彼は次第に強迫観念に捕らわれ、家の庭に巨大なシェルターを作り始める。 彼の常軌を逸した行動に、家族や会社の仲間達は、次第に異常性を感じ始める。 カーティス自身も、重度の統合失調症を持つ母の症状が遺伝したのか??悩み続けるが、 妻の理解を受けられず、 仕事を解雇されても、尚、シェルターを掘り続ける。 彼は狂気に走ってしまったのか?本当に巨大な竜巻が襲ってくるのか? (Wikipediaより転載)
<感想>
全体的に暗く、ちょっと長くも感じてしまいましたが、なかなか面白かったです。解釈は観る人に任せるタイプの映画で、予知夢なのか、統合失調症なのか、悩ましかったのも良いです。本人は一生懸命で、そして恐れている。病気の人ってこんな感じなのかなあ、と考えると、もし自分が?どうするだろう?と、そういう意味でも怖い映画でした。親友を裏切ったりまでしちゃうんですものね。ブレーキが効かないんでしょうねえ。ラストは、現実じゃなくて夢なのかな?と思いました。お金無いのにバカンスはやっぱり無理?また現われた竜巻だけど、きっと目がさめるはず。そこは病院かもしれないですね…。