KUBO/クボ 二本の弦の秘密  KUBO AND THE TWO STRINGS

トラヴィス・ナイト監督。声、アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー。3Dストップモーション・アニメ。2016年。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(字幕版)

<ストーリー>
封建時代の日本。少年・クボは海に突き出た崖の洞穴で衰弱した母・サリアツと暮らしている。クボは左目を無くしているが不思議な力があり、村で魔法の三味線を奏で、生き生きと動く折り紙で物語を語って生計を立てている。クボの語る侍・ハンゾウの物語は村人たちに大人気だが、物語はいつも結末が語られることがない。クボには日暮れ前に必ず母のもとへ帰らなければならない約束があるからだ。物語は母から聞いたものだったが、母も物語の結末が近づくと覚えていないと言って語るのをやめてしまう。ある日、村は盆踊りで盛り上がっていた。お盆は、灯篭を飾り死者に語りかけて想いを伝えあうことができる行事だという。父を知らないクボも折り紙で灯篭を作り父に語りかけてみたのだが、父が現れぬまま夜になり、現れたのは母の妹だという恐ろしい二人の女・闇の姉妹だった。叔母たちは残っているクボの右目を祖父である月の帝に捧げろと言い襲ってくるが、そこへ突如母が現れた。母はクボに「父の刀、鎧、兜を探し出しなさい」と言い置き、魔法でクボを遠くへ避難させる。クボの手には母の長い髪が一筋残っているだけだった。
クボが気がつくと、雪に覆われた北国の洞窟にいた。そこには雌のサルがいて、クボに厳しい言葉をかけながら面倒を見る。サルは、母がクボに与えた猿の人形が自分だとクボに説明する。クボはサルとともに、母が言い残した三つの秘宝を求めて旅に出る。その途中、記憶を持たない侍・クワガタと出会い、クワガタは一行に加わる。陽気なクワガタと厳しいサルは時に対立しながらも、クボを助けた。刀はがしゃどくろを倒して手に入れ、鎧は水中の妖怪との戦いの末に見つける。クボが鎧を探している間にサルは闇の姉妹の一人の襲撃を受け、傷を負いながらも倒した。戻ったクボにサルは、クボの母が月の帝の娘で地上の侍を倒しに来たがハンゾウと親しくなってクボをもうけたこと、自分は母が魔法で意識を移した存在であることを告げる。クボは兜がハンゾウの邸にあると夢で告げられ、廃墟となった邸に向かう。だが、そこには闇の姉妹の残る一人が待ち構えていた。彼女はクワガタが実はハンゾウであり、自分たちが記憶を奪って姿を変えたことを明かす。クワガタは闇の姉妹に倒され、クボは三味線を鳴らして危機を脱した。まもなく母の魔法が切れてサルは人形に戻ってしまう。
本当の兜が故郷の村にあると知ったクボは帰郷する。村は月の帝により廃墟と化していた。兜を手に入れたクボは月の帝と対決する。月の帝はクボの残る目を欲するが、自分のところに来るならそれを免じると話す。応じなかったクボは母の髪、父の弓弦、自らの髪を弦とした三味線を奏で、月の帝は記憶を失った老人と化した。村の人々はこの老人を暖かく迎え入れ、河辺に立つクボの傍らの灯篭には亡き両親の姿があった。 (Wikipediaより転載)

<感想>
予備知識なく見始め、え、これって日本の話なの?とビックリ。なんか動きが、日本人ぽくないんですよね。出てくる名前は日本風なので、すごく不思議な感じでした。
折り紙がとても綺麗!これをストップモーションアニメで…スゴイです。お話もテーマがしっかりしていて、最後にホロッとさせられました。とてもよく出来た作品だと思います。