レン・ワイズマン監督。コリン・ファレル主演、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ブライアン・クランストン。フィリップ・K・ディック『追憶売ります』の映画化。2012年。
<ストーリー>
21世紀末の世界大戦により人類は大量の化学兵器を使用した。その結果地上の大半は居住不可能となり富裕層はヨーロッパを中心としたブリテン連邦(the United Federation of Britain、通称UFB)に住み、貧困層は反対側のオーストラリアを中心としたコロニーに居住する事になり、コロニーの住民はUFBの労働力の為にザ・フォールと呼ばれる巨大なエレベーターに乗りUFBに通勤し働いていた。やがてUFBからの独立と解放を目的とするリーダーのマサイアスを中心としたレジスタンスと呼ばれる反体制派のテロ活動が盛んになり、UFB代表のコーヘイゲンはロボット警官のシンセティックの増産を唱える。
コロニーで暮すダグラス・クエイドは、このシンセティックの生産を行う労働者であり、貧しいながら美人の妻ローリーと平和に暮らしていたが、ダグラスはいつの頃からか夢の中で見知らぬ女性と病院を脱出し警官に追われる夢を見る様になる。その夢の事が気になりつつ、ある日リコール社の宣伝に興味を持つ。友人であり同僚のハリーからは脳障害になるから行くなと忠告されるが、ダグラスの足はリコール社へと向かっていた。(Wikipediaより転載)
<感想>
1990年のシュワちゃんの同名映画のリメイクです。シュワちゃんの方は何回か観ていて、火星が出てきてね〜、と娘に話していたのに、全然、火星が出てこない。あれ?あれ?あ、設定違うのね、これ。という訳で、最初、比べちゃって馴染めませんでした。町の映像もカッコイイですが、ブレードランナーっぽいですね。ふむ、なるほど。
でも前作と比べなければ、アクションシーンなど、なかなかスゴかったです。空中カーチェイスや、前後左右のエレベーターなど、迫力満点。大画面で観ていたら、飽きさせない映像だったのではないでしょうか。どこまでが夢なんだ、という感じは前作のが好きでしたけど、これはこれで良かったと思います。