静野孔文監督。声、高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子、ゆきのさつき。劇場版『名探偵コナン』シリーズの21作目。2017年。
<ストーリー>
コナンと蘭、少年探偵団一行は、百人一首の団体「皐月会」の会長である阿知波研介との対談を行う小五郎に同行し、皐月会が主催する大会「高校生皐月杯」が行われる日売テレビを訪れていた。そこでコナン達は、大会出場者である枚本未来子と、彼女と同じく「改方学園」に通う服部平次と遠山和葉に出会う。大会のリハーサル収録を見学し終えて控え室に向かう途中で、百人一首の高校生チャンピオンの大岡紅葉と対面したコナン達は、彼女が平次を見るなり「会えるんやないかと思てました。ウチの未来の旦那さんに…」と涙を浮かべながら呟いたことに驚く。
その頃、大阪府警では、平次の父である府警本部長・服部平蔵と和葉の父である府警刑事部長・遠山銀司郎、捜査一課の刑事・大滝悟郎が、日売テレビに送りつけられた「爆破予告」について協議していた。その予告状には百人一首の札の絵が添付されており、「悪質なイタズラ」ではないかとも考えられていたが、「イタズラやなかったら大事やぞ」と危惧する平蔵の意向により、日売テレビの関係者に避難要請を出す。
要請を受けた日売テレビは、「爆破予告」の件を知られないようにしつつ、建物内にいる全員に避難を呼び掛ける。突然の勧告に疑問を抱きながらも、コナン達は避難を開始するが、全員が避難を終えないうちに突然大規模な爆発が起きる。コナンと少年探偵団、蘭と小五郎は爆発が起こる前に既に避難していたが、平次と和葉はスタジオに残されていた決勝戦用の百人一首の札を爆破から守ろうとして、避難の途中で引き返した未来子と一緒に建物内に取り残されていた。爆破で天井が崩れた際に平次・和葉と離ればなれになった未来子は警備員に連れ出されて無事に避難するが、その直後2度目の爆発が起こる。平次と和葉が局内に取り残されていることに気付いたコナンは、万が一の時のために用意していたスケートボードで2人の元へ向かい、間一髪のところで救出に成功する。
爆破予告が実行された場合に備えていた警察と消防の迅速な対応もあり、テレビ局爆破による死者は1人も出ず、かるたの札も無傷で済んだが、その札を守ろうとした未来子は腕を負傷して大会を辞退せざるを得なくなってしまう。
程無くして「『皐月会』の関係者が何者かに殺害された」という知らせが研介の元に届き、小五郎は彼と共にパトカーで現場に駆けつける。コナンも平次と共にバイクで現場へ向かい、小五郎達よりも前に到着していた京都府警の警部・綾小路文麿の案内で遺体が発見された部屋にたどり着く。そこでコナン達は矢島俊弥の遺体と、彼のものと思われる血痕の付着している大量のかるた札が遺体の周りに散乱している様子を目撃する。平次とコナンは綾小路の許可を得て簡単な現場検証を始め、矢島の手の血痕から彼が散乱しているかるた札の一枚を持っていた事を突き止め、コナンは現場の写真を灰原に送り矢島がどの札を持っていたのか解析を依頼する。次に、2人はテレビのリモコンに付着した血痕から、矢島が殺される直前にテレビで何かを見ていたと踏み、テレビの電源を入れるとそこには大岡紅葉の姿が映し出されていた。この後、小五郎によって強制的に外へ出された2人は、現場に到着したばかりの関根康史を見付け、関根と研介らの会話を聞いていた平次とコナンは、ある違和感に気付く。
テレビ局の爆破事件も矢島の殺害も「皐月会」を狙っている事から、コナンは研介を、平次は紅葉を護衛する事になり、2人は別行動を取る事となる。(Wikipediaより転載)
<感想>
娘に付き合って観ました。劇場版を観るのは21作目です。初めてコナン映画を映画館で観ました。結構公開終了間際か?という時期でしたが、それなりに入っていました。私はコナンでお気に入りキャラは平次なので、今回の映画は楽しみにしていました。
テレビ局のシーンでは最初から派手な爆発シーンにビックリ。映画ですねえ。その後はラブコメ風に突入。それはいいんですが、和葉がわずかな特訓でクィーンに匹敵する実力になるってのは、漫画『ちはやふる』ファンとしてはちょっと現実味を欠いて白けました。紅葉は2人の仲を引っ掻き回しただけであっさり退場、一体何がしたかったのか…全く深みのないご都合キャラでしたね。
でもまあ、推理はあったし、殺人の背景も良かったし、映画の派手さはあったし、平ちゃんカッコよかったし、なかなか楽しめました。次作も期待してます!