MARY AND THE WITCH’S FLOWER   メアリと魔女の花

米林宏昌監督。声、杉咲花、神木隆之介、天海祐希、満島ひかり、小日向文世。2017年。

メアリと魔女の花

<ストーリー>
時は昔、赤毛の魔女は魔女の国から「夜間飛行」という花の種を盗み出すが、逃走中に力尽きて乗っていた箒と共に種を森に落としてしまう。
数十年後、11歳の少女メアリ・スミスは大叔母シャーロットが住む赤い館に引っ越して来たが、テレビやゲーム機が無く退屈な日々を過ごしていた。ある日、メアリは赤い館を訪れた12歳の少年ピーターと出会うが、彼の飼い猫ティブとギブを追って森に辿り着いたメアリは、花開いた夜間飛行を見つけ、1輪を赤い館に持ち帰る。翌日、ティブを追って再び森に来たメアリは、赤毛の魔女が落とした箒を見つけるが、誤って夜間飛行の汁を箒に付けてしまう。すると箒は独りでに動き出し、メアリとティブを乗せたまま空高く舞い上がると、積乱雲の中にある魔女の国に入る。
魔女の国にある魔法世界最大学府「エンドア大学」に辿り着いたメアリは、校長マダム・マンブルチュークや科学者ドクター・デイと出会う。メアリを新入生だと勘違いしたマンブルチュークとドクターは校内を案内して回り、様々な偶然が繰り返したことにより、メアリを素晴らしい才能の持ち主だと大変気に入り、エンドア大学への入学を勧められる。入学願書を受け取るため校長室に来たメアリは、魔法の呪文が書かれた本「呪文の神髄」を見つけるが、マンブルチュークに全てを白状しようとした時、「花」という言葉を聞いたマンブルチュークは態度を急変させる。それを恐れたメアリは、ピーターの家の住所が書かれた紙をマンブルチュークに渡し、花の持ち主が彼であると嘘をつき、そのまま呪文の神髄を持ったまま赤い館に帰ってしまう。しかし、マンブルチュークはメアリが夜間飛行を持っていることを見抜いており、「変身魔法」の実験に夜間飛行を使用するため、メアリが持つ夜間飛行を狙い始める。ピーターの家の住所が書かれた紙を頼りに彼を捕まえたマンブルチュークは、ピーターを人質に夜間飛行をメアリに要求する。
夜間飛行とピーターの引き換えをマンブルチュークと約束したメアリは、夜間飛行を手にティブと共に再びエンドア大学へ来るが、マンブルチュークに夜間飛行を奪い取られ牢屋に閉じ込められてしまう。牢屋の中には、変身魔法で失敗し怪物に姿を変えられた動物達が閉じ込められており、ギブもその中に居た。マンブルチュークから逃れてメアリと合流したピーターは、自分とメアリ、ティブ、ギブの4人で赤い館村に帰ることをメアリに約束する。そして、自分は今夜限り「魔女」だということと呪文の真髄を持っていることを思い出したメアリは、『全ての魔法を解く魔法』を使用する。すると、変身魔法を掛けられていたギブ達は本来の姿に戻り、牢屋にかけられていた魔法も解けたため、メアリやピーター、動物達は牢屋からの脱出に何とか成功。だが、エンドア大学から箒で飛び立つ際にピーターがマンブルチュークに捕まってしまい、彼はメアリを1人で逃す。
箒はメアリを静まり返った1軒の家へと連れて行く。そこは、かつてシャーロットが住んでいた家だった。そこにある鏡に突然シャーロットの姿が映り、メアリは彼女にある真実を聞かされる。かつてマンブルチュークとドクターは生徒達から慕われる優しい性格だったが、ある時、夜間飛行を見つけたと同時に性格が一変し、夜間飛行を使用した変身魔法の危険な実験に没頭するようになり、そんなマンブルチュークから、実験を止めさせるために夜間飛行の種を盗み出したエンドア大学の生徒である赤毛の魔女の正体は、若き頃のシャーロットだと。マンブルチュークとドクターが再び危険な実験を始めようとしていることを知ったメアリは、シャーロットから夜間飛行を受け取り、ピーターを救うべく再度エンドア大学を目指す。
途中、箒が折れたことにより魔法の力を失うも、共に牢屋から脱出した動物たちの協力で何とかエンドア大学に辿り着いたメアリだが、ピーターが実験台にされ、実験は既に始まっていた。しかし実験は失敗、ピーターを取り囲んだ夜間飛行の力が巨大化し、エンドア大学を次々と破壊していく。1度は諦めかけたメアリも、ピーターとの約束を思い出して、呪文の真髄を使って全ての魔法を終わらせ、それを阻止することを思いつく。夜間飛行の力を持つピーターとの強力で、メアリは全ての魔法を解くことに成功する。
その後、メアリ、ピーター、ティブ、ギブの4人は箒に乗って赤い館村に帰り、彼女らには平和な日常が戻ったのだった。(Wikipediaより転載)

<感想>
予告を見た時、ワクワク感がすごかったので、これは面白いに違いないと、公開を待って観に行きました。で、観た感想は、うーん、期待ほどではなかったかな?期待大きすぎたかな?いや、普通に面白かったんですが、なんか…普通でした。冒頭の赤毛の魔女のくだりや、エンドア大学なんかはジブリっぽくて、映像もすごいし、おお!と思いました。ただ、なんでしょう、メアリに余り惹かれなかったですね。ピーターとの繋がりもしっかり築かれないまま、囚われの身になってしまったし。ドキドキ感が低かったです。でも子供向け、ファミリー映画だと思えば、全然オーケーかなと思います。