AZUR ET ASMAR　　 アズールとアスマール

ミッシェル・オスロ監督。声、シリル・ムラリ、カリム・ムリバ。アラビアを舞台にしたフランスのアニメ。2006年。

＜ストーリー＞
幼い頃、アラビア人の乳母から聞いた子守歌を頼りに、ジンの妖精を探すため、遠く海を渡ったアズール。しかし、やっとたどりついた憧れの地は、“青い瞳は呪われている”とされる国だった！文化も人種も異なるその異国で、盲人のふりをして旅を続けるアズール。それは、瞳の色を隠すためだけでなく、受け入れられない異文化に対し、自ら心を閉ざした証でもあった。やがて、大好きな乳母ジェナヌと、兄弟のように育った乳母の子アスマールに再会。今や裕福な生活を送るアスマールと“呪われた青い瞳”を持つアズールは、対立し合いながら、それぞれジンの妖精を探しに旅立つ…。（amazonより転載）

＜感想＞
長いことチェックリストに入れながら、なかなか観ることのなかった作品です。ようやく娘を誘って一緒に観ました。異国のアニメだなあ、というのが第一印象。魅力的な色彩感覚、幾何学模様の美しさ。そのエキゾチックさだけでも観る価値があると思いました。映像美に圧倒されました。ストーリーは、え？と思うところが多かったのですが、それはお伽話ということで納得。素敵な物語を楽しむことに徹しました。ラストは、えー、そうする？と笑いながらもハッピーエンドに満足です。娘は、変な映画だったね、あんまり好きじゃない、とバッサリ。最近のアニメに慣れた子には、肌が合わなかったようです。