永井聡監督。妻夫木聡主演、北川景子、リリー・フランキー、鈴木京香、豊川悦司。2014年。
<ストーリー>
広告代理店・現通で働く太田喜一郎は、情熱は人一倍、でも腕はイマイチという落ちこぼれクリエイター。お人好しな性格が災いし、いつも身勝手な上司、大滝一郎に良いように使われている。今回も、狐のCMを猫にしろと撮影後に言われ、苦肉の策で乗り切ろうとするも、非難の嵐。そして今度は、サンタモニカ広告祭の審査員役を頼まれる。絶対に入賞できないCMを、入賞させなければクビという難題を押し付けられたのだ。そんなことと知らない太田喜一郎は、パートナーに同僚の大田ひかりを連れ、広告祭にやってきた。審査員として教わったのは、英語のフレーズをいくつかと、ペン回し、そしてオタクグッズ。他の審査員達が、自分のCMの売り込みに躍起になっている中、太田喜一郎は本当に良いCMを選びたいと泥臭いことを考えていた…。
<感想>
ドタバタコメディです。普段こういうのは好きじゃないのですが、CMのインパクトに惹かれて観てしまいました。コンコンコンコン♪って、耳に付いて離れません。絶対に無理な状況を、お人好し太田喜一郎が切り抜けていくという、王道コメディで、なかなか成功していると思いました。同僚のひかりは、いなくても良かったかな〜、と思いましたが。でも良い味出してました。ベタな審査員達が笑えます。そして最後はちょっと感動、大団円もお約束。素直に楽しめる映画です。