シェルター  SHELTER

モンス・モーリンド 、ビョルン・スタイン監督。ジュリアン・ムーア主演、ジョナサン・リス・マイヤーズ、ジェフリー・デマン。2010年。

シェルター [DVD]

<ストーリー>
精神分析医のカーラ・ハーディング・ジェサップは、夫を亡くし、娘のサミーと二人暮らし。カーラは多重人格の存在を認めず、今までに嘘を何度か見破ってきた。しかし父親からデヴィッドという多重人格とおぼしき男性と引き合わされ診察すると、彼の症状はカーラの理解を超えるものだった。多重人格を否定するため、デヴィッドの身辺調査を始めたカーラは、デヴィッドの母親に会い、彼が25年前に既に亡くなっていることを知る。これはいったいどういうことなのか?カーラはデヴィッドと母親を会わせることにしたが…。

<感想>
多重人格のお話は好きなので、途中まではとても面白く観ました。特に別人格が故人というところにゾクゾク、いったいこの謎解きはどうなるの?と思って観ていたら…続きはネタバレで。マイヤーズの演技は素晴らしかったです。本当に多重人格者みたいで引き込まれました。
(以下、ネタバレ含みます)
シェルターってそういう意味…そういう落ちでしたか。一言、おばあさんが迷惑過ぎる。カーラは何故おばあさんをスルーなんでしょう?一番憎むべきはそこじゃないんですか。お父さん、もっと危機感持とうよ。弟、哀れ。娘、まだ子どもなのに、理由もちゃんとあるのに。バッドエンドはこういう映画ではありがちですが、これはかなり読めましたね。