呪怨 白い老女

三宅隆太監督。南明奈主演、鈴木裕樹、みひろ、中村愛美。2009年。

呪怨 白い老女

<ストーリー>
ケーキ屋でバイトをしている文哉は、磯部という家にケーキの配達にやってきた。留守かと思いきやドアが開く。中に入り声を掛けると、その家の主婦が顔を出し、今は手が放せないので待ってくれと言う。しかし文哉はすぐに、家の様子がおかしいことに気づく。実はそこは司法試験に落ちた息子が一家5人を惨殺したという事件が起きた場所だった。
高校生のあかねは、小学生の頃にタクシー運転手の父親が失踪した。その頃に仲の良かった未来という少女は、その惨殺事件の被害者であったが、黄色い帽子を被りランドセルを背負ったその子の姿を、霊感の強いあかねは見るようになり…。

<感想>
まだ『呪怨』と名の付く邦画があったので、観てみました。映画ですが、60分と短くドラマのようです。冒頭の、文哉のシーンにやられました。主婦が繰り返し出てくるところにゾクゾクしました。そしてカバンの中の…キャー!惨殺事件の現場というのが怖いですね。しかし…。
(以下、ネタバレ含みます)
呪怨と名は付いてますが、伽椰子は出てきません。そしてメインの老女が…最初は驚きましたが、バスケットボールを持って出てくるところにはつい笑いが。何でおばあさんが化けて出るんでしょうね、だったら一家全員出てもおかしくないような。子どもが被害に遭うシーンは辛かったです、呪われた家になったのも分かります。しかし文哉やタクシー運転手のケース、ちょっと??な気がしました。怖かったですけどね。
全体的には「?」な出来でしたが、十二分に怖がらせる要素があったところは、評価したいと思います。