デヴィッド・ゲルブ監督。小野二郎主演。2011年。
<ストーリー>
東京・銀座の名店「すきやばし次郎」、10人ほどで満席になる小さな店。その店主で寿司職人の小野二郎は、大正14年生まれの87歳の今も現役で、ミシュランでは5年連続の三ツ星。そんな二郎の寿司に感銘を受けた監督が、同じく寿司を握る2人の息子との師弟関係なども合わせて描くドキュメンタリー。
<感想>
監督自身が3ヶ月密着取材。
お任せコースのみ、1人前3万円から、20貫の寿司を次郎が握るのに合わせて、次々に食べて30分もかからず外へ。それでも予約は1ヶ月先までいっぱい。そんなセンセーショナルな点にまず目が行ってしまいました。頑固職人って感じなのでしょうね。これで日本の寿司がとても厳しい修行からなっている、と広まったのは良いと思います。でも内容的には、日本人なら結構知っているというか。まあ、そうだろうなと思えることが多かったです。こうあって欲しいなと言うか。こんなお店に一度は行ってみたい…?でもきっと一見さんは良い顔されないんだろうなと思います。面白い内容とは思いましたが、気持ち的には余り寄り添えませんでした。