コクリコ坂から

宮崎吾朗監督。声、長澤まさみ、岡田准一、風間俊介。佐山哲郎&高橋千鶴原作の漫画のアニメ化。2011年。

コクリコ坂から [DVD]

<ストーリー>
1963年、横浜。海の見えるコクリコ荘という名の下宿屋を切り盛りするのは、16歳の松崎海。毎朝、信号旗を上げてから朝食の支度をするのが日課だ。海の通う高校では、ちょっとした紛争が起きていた。歴史と想い出の詰まった文化部部室の建物、通称カルチェラタンが、老朽化から取り壊されることになったのだ。反対する生徒達の中で中心人物となっているのが、17歳の風間俊。俊はいつも海の上げる信号旗を船の上から見ていて、2人はいつしか惹かれあうようになる。しかし海の家で海の父親の写真を見た俊の様子が変わる。自分の父親と同じ写真、2人は異母兄妹なのか…?

<感想>
原作を連載当時読んでいたはずですが、ほとんど忘れていて、覚えていたのはメルという名前くらいでした。(これ、映画では説明が無かったようでしたが、初見の方は分かったのかな?)古き良き横浜が良い感じです。思っていたよりもストレートなラブストーリーで、うん、少女漫画だなあと思いました。2人の恋が切なくて、キュンキュンします。気になったのは、海の妹と弟がほとんど手伝わず、自分の好きなことしかしていないこと。何で怒らないの?おばあさんも何も言わないし。あと海と俊は最初から知り合いだったのでしょうか?ちょっとそこがよく分からなかったです。本筋からははずれてしまうかも知れませんが、親世代の友情物語はちょっと感動でした。小振りですが、思ったよりも良かったです。でも、何故、今、コクリコ?という思いはありますけれど。