J・エドガー  J. EDGAR

クリント・イーストウッド監督。レオナルド・ディカプリオ主演、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ。2011年。

J.エドガー (字幕版)

<ストーリー>
約50年ものあいだ、アメリカの大統領でさえ及ばない強大な権力を手にしていた男がいた。FBI初代長官であるジョン・エドガー・フーバー、20代にしてFBI前身組織の長となり、死ぬまで長官であり続けた男。エドガーは自分の伝記を書かせるため、スミス捜査官に今までの人生を語り始める。まだ証拠収集もきちんとしていなかった時代、共産主義が脅威だった時代。私設秘書となったヘレン・ガンディ、運命的な出会いとなったクライド・トルソン。そして何もかもを変えた事件、リンドバーグの長男誘拐事件が起こった…。

<感想>
イーストウッド作品は見逃せないだろうと借りました。FBI初代長官は名前くらいしか知らなかったのですが、いろいろな意味ですごい方だったのですね…。とても人間臭いというか。時代がそういう時代だったのだろうなと思いました。今の時代に生まれていたら、彼の生き方はもっと違った物だったでしょう。そしてここまで描いてしまっていることがスゴイと思いました。本人が生きていたら、激怒しただろうな。ディカプリオはよく演じていたと思いますが、晩年のメイクは、余り出来が良くなかった気がします。とても不自然に見えました。興味深いお話でしたが、映画的にはもうひとつの印象。