ルパート・ワイアット監督。ジェームズ・フランコ主演、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー。2011年。
<ストーリー>
サンフランシスコで、製薬会社の研究所に勤めている神経科学者ウィルは、チンパンジーを使ってアルツハイマー病の新薬の研究をしていた。同居中の年老いた父親チャールズがアルツハイマー病を患っているからだ。実験では1匹のチンパンジーが驚くべき知能を示した。早速、上司や同僚にその成果を発表していたところ、そのチンパンジーが突然暴れだし、警備員に射殺されてしまった。実はそのチンパンジーは妊娠しており、子どもを守るために暴れていたのだ。ウィルは赤ん坊を自宅に連れ帰り、シーザーと名付けて育てることにする。3年後、シーザーは母親の特殊な遺伝子を受け継ぎ、類い希な知性を持って成長した。脳の活性化を確信したウィルが、研究所から持ち出した新薬を父親に投与すると、すぐに効果をあらわした。しかし5年後、チャールズの病状が悪化したことにより、シーザーが隣人とトラブルを起こし…。
<感想>
あの『猿の惑星』の起源となるお話です。全く予備知識無く観たので、主演がジェームズ・フランコか、とまず驚き、ハリポタの悪役ドラコ、トム・フェルトンウィルがここでも悪役で出ていたので思わずニンマリしてしまいました。上手いですよね。シーザーのリアルさには、すっかりCG慣れしてしまっていて、余り注目することがありませんでしたが、それでもあの表情の豊かさは素晴らしいと思いました。ストーリーも、問題無く観れました。あそこまで頑張って追いかけ、その割にウィルがあっさりと諦めてしまったのは、えー!と思いましたが。でも良い台詞でした。ラストシーンでは、なるほど、ここからこう繋がるのか、と納得。絶賛まではいきませんが、なかなかの良作品だったと思います。