中村義洋監督。竹内結子主演、橋本愛、滝藤賢一、佐々木蔵之介、坂口健太郎。小野不由美原作同名小説の映画化。2016年。
<ストーリー>
小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。「私」と久保さんは、作家の平岡芳明、心霊マニアの青年・三澤徹夫、そして「私」の夫・直人らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?(amazonより転載)
<感想>
ジャパニーズホラーです。擦るような音がするというところから、どんどんと謎解きしていくのは、とても引き込まれ、ゾクゾクしました。特に昭和な感じがする再現が良いですね。湧いて出る、という表現も実に怖い。ヤバいヤツだ、というのも怖い、怖い。しかしどんどんと突き詰めていって、九州に飛んだあたりから、うーんな感じに。あの黒いモヤモヤはイマイチ怖くないというか、無茶苦茶ですよねー、祟りすぎでしょう。穢れが残るというか、飛んでるし。そしてラスト。なんで一気に爆発?しちゃったのでしょうか。うーん、最後にシラケちゃったなあ。逆に怖くなくなりました。途中までは面白かったのに、残念です。でも謎解きホラーとしては、良かったと思います。