ニール・マーシャル監督。シャウナ・マクドナルド主演、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード。2005年。
<ストーリー>
アドベンチャー好きのサラは、友人のジュノとベスの3人で激流下りを楽しんだ後、夫と娘と共に帰宅の途についた。夫の態度に何か違和感を感じたサラがそれを訊ねたところ、気を取られた夫は対向車と正面衝突。サラが病院で目を覚ました時には、夫も娘も既にこの世にはいなかった。1年後、悲劇から立ち直ろうとするサラは、ジュノとベスの誘いで、女性だけの冒険旅行へと向かった。今回はレベッカ、サム、ホリーを加えた6人によるアパラチア山脈、チャトゥーガ国立公園内の洞窟探検。幻想的な風景に魅了されたのも束の間、狭い通路で挟まれてパニックになった直後、崩落で穴がふさがれてしまう。さらにジュノがここは未開の洞窟で、役所への届け出もしていないことを告白した。これでは捜索隊も期待出来ない。6人は自力で出口を探し始めるが…。
<感想>
全く情報の無いまま観たので、冒頭の交通事故で度胆抜かれました。そして悪夢のような病院でのシーン。同じく一人娘のいる私は一気に引き込まれました。テーマが美しいけれど恐ろしい洞窟探検。案内人無しでなんて、私にはとても考えられません。捜索隊が来ない遭難という点で、気持ちは女版『127アワーズ』…いかに洞窟をサバイバルするのかと観ていたら、予想外の展開です。
(以下、ネタバレ含みます)
地底人ですか!そ、それはそれで怖いですね。目が見えなくて音だけに敏感(嗅覚は?触覚は?)という設定には、?と思いましたが、それなりに楽しめました。女性達、強いです…。いきなり侵入された地底人が可哀想なくらい。この映画で良かったのは、これだけに終わらず、サラと娘、サラとジュノの関係も描かれていたことです。ラストのシーンは夢?(『127アワーズ』にもありましたね)それとも地底人も夢?こんな風に考えさせるところを残したのが、面白かったと思います。