THE LODGER  下宿人

デヴィッド・オンダーチェ監督。アルフレッド・モリナ主演、ホープ・デイヴィス、サイモン・ベイカー。2008年。

下宿人 [DVD]

<ストーリー>
LAで娼婦の惨殺事件が発生。その手口は、7年前のシリアルキラー、ロドリゲスと同じだが、彼は既に死刑となっていた。続いて起きた同様の事件に、検死医は「これは模倣ではない、ロドリゲス本人だ」と語る。ではロドリゲスは冤罪だったのか?当時も捜査官だったマニング刑事は悩み、犯人探しに奔走する。事件はロンドンで起きた切り裂きジャックの模倣だ。一方、近郊に住むバンティング夫妻の家に、マルコムという男が下宿希望で現れた。家計が苦しかった妻エレンは、3ヶ月分前払いするマルコムに気を良くする。神経質そうだが知的な彼に、エレンはだんだんと惹かれていく。夫婦の会話もろくになく、「薬をちゃんと飲め」としか言わない夫に、エレンは不満を抱いていたのだ…。

<感想>
アルフレッド・ヒッチコック監督同名作品のリメイク。
面白いとどこかで読んで、観てみたのですが…うーん、凡作。いろいろ詰め込み過ぎなんじゃないでしょうか。マニング刑事の家庭事情は、必要あったんですかね。エレンの話が中心で良かったのではないかなあ。ホープ・デイヴィスの演技は良かったです。ヒッチコックのオリジナルの方を観たくなりました。機会があれば…。
(以下、ネタバレ含みます)
結局、犯人は!ドンデン返しのドンデン返し?子どもはいない、と答えた時点で、エレンは正気ですよね。薬を飲んだのかしら。