π(パイ)  PI

ダーレン・アロノフスキー監督。ショーン・ガレット主演、マーク・マーゴリス、ベン・シェンクマン。1998年。

π [DVD]

<ストーリー>
天才的な能力を持つ数学者マックス・コーエンは、自宅でコンピューターを使い、世の中の総ての物事は、数学的な法則を持つのではないか、という研究をしている。それを探り当てれば、株式市場の相場予測も容易になると思う者、ユダヤ教のカバラ主義の謎を解こうとする者達がマックスに近付いてくる。恩師のソルは研究に夢中になりすぎるなと言うが、マックスはついにコンピューターから216桁の数字をはじき出した。しかしマックスの頭痛と妄想は酷くなるばかり。そんな時、株仲買人達に拉致されそうになり、それを助けたのは、カバラ主義者のレニー。彼はマックスを集まりに連れて行き、そこでラビはマックスに216桁の数字を教えるように迫るが…。

<感想>
モノクロなので古い映画の気がしていましたが、1998年の映画でした。難解なストーリー、斬新な映像、デヴィッド・リンチを思い出させます。終わった後は、分かったような、分からないような。面白かったかと問われれば、うーん…。カルトな映画です。コンピューターが古くて笑えます、でも当時はこんなでしたよね。神の言葉を吐き出しそうな雰囲気はありました。今はもう作れない映画かも知れません。