ジェームズ・ワン監督。パトリック・ウィルソン主演、ローズ・バーン、リン・シェイ、タイ・シンプキンス。2011年。
<ストーリー>
ジョシュ、ルネ夫妻は3人の子どもを連れ、新居に引っ越してきた。しかし引っ越してすぐにおかしな現象が起こり始め、長男で小学生のダルトンは部屋が怖いと言う。ベイビー・モニターから聞こえる怪しい声、屋根裏からの不審な音、勝手に移動する物…。そしてダルトンが屋根裏の梯子から落ち、その夜から昏睡状態に陥る。医者はあらゆる検査をしてくれたが、どこにも問題は無く、原因は不明のまま。ダルトンを連れ家に帰ってからも異常現象はエスカレートし、ついに家族は引っ越しを決意する。しかしホッとしたのも束の間、新しい家でも現象は止まらない。不吉な夢を見たと、ジョシュの母が訪ねてきて、彼女が懇意にしている霊媒師を呼ぶことになった。霊媒師のエリーズは問題は家ではなく、ダルトンにあるといい、ある秘密を語るようにジョシュの母を促す…。
<感想>
『ソウ』監督と『パラノーマル・アクティビティ』の製作スタッフ、最高に怖い映画!という触れ込みだったので、どんなに怖いかとワクワクしながら観たのに、余り怖くありませんでした。あ、でも観ていて「ひゃー」とか「ひー」ってのはあったんですよ。でもそれは、怖いと言うよりも驚かされて…お化け屋敷と一緒です。サウンドとか、パッと映る映像とか、それはビックリでしたが、心底ゾクゾクして怖い〜、というものではありませんでした。最後の方なんて逆に笑ってしまうというか…赤い顔、スター・ウォーズにこんな人出てたなあ、老婆も邦画ホラーで似たのがあったなあ、と考えていました。もっとこの世の物ではない異質な感じを出して欲しかったです。ストーリーはちょっと新鮮なところもありましたが、基本、ホラーの王道でした。