Ｊ・Ｊ・エイブラムス監督。ジョエル・コートニー主演、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ロン・エルダード、ノア・エメリッチ。2011年。
＜ストーリー＞
1979年。オハイオの小さな町で、突然の事故で母親を亡くしたジョーは、保安官の父と暮らしている。ある日、親友のチャールズたちと作る８ミリ映画の撮影に、密かに想いを寄せるアリスが参加、しかも親に内緒で車を運転し、撮影場所である駅に真夜中連れて行ってくれるという。無人の駅に着き、貨物列車の通過に合わせ撮影を始めると、突然、車が突っ込み貨物列車は脱線、炎上という大事故となった。命からがら逃げ延びた６人は、車に乗っているのが学校の先生であることに気付く。このことを誰にも言うな、言えば自分たちだけでなく親も殺されるぞ、と銃で脅され慌てて逃げるが、その入れ替わりに来た軍の回収部隊は、８ミリフィルムの空箱から、何者かが撮影を行っていたと知る。そしてこの時から、町中の飼い犬が姿を消し、車のエンジンだけが盗まれ、９人が行方不明などの、不可解な事件が続発し始める…。
＜感想＞
映画館で観ました。『E.T. 』と『グーニーズ』or『スタンド・バイ・ミー』を足して２で割ったような映画だと聞いていたので、だいたい想像していたら、まさにそんな感じでした。古き良きアメリカ、ノスタルジーを楽しめました。ダコタの妹だというエル・ファニングが噂通り魅力的。あと私はチャールズがかなり気に入りました。宇宙船がレゴのようなもので出来ているのも楽しいです。突っ込み処をスルーすれば、飽きることなく、まあまあ楽しめました。エンドクレジットで、子ども達が作った８ミリの映画を観ることができます。
（以下ネタバレ含みます）
撮影していたのがばれて、子ども達が軍から逃げる話を期待していたのに、子ども達はその後も目の前で撮影を続けるし、全く危機感無し、軍もその撮影の様子を見ても何もしないし、この点では思い切り裏切られました。空箱を見ていたシーンは何だったのでしょうか。あと、宇宙人がE.T.のように可愛い存在ではなく、何と人喰い。これでは情がわかないし、見せかけではなく恐怖映画になっているのは失敗だと思いました。その他、細かい点で気になること多々…でも気にしないで観るのが良いかも知れません。
