ソロモンの偽証 後篇・裁判

成島出監督。 藤野涼子主演、板垣瑞生、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、小日向文世、尾野真千子。宮部みゆき原作同名小説の映画化。2015年。

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<ストーリー>
三宅樹里は、裁判に出たいと涼子に話を持ちかける。一方神原は、柏木に電話をかけて事件現場まで呼び出したのは「本人だ」と言う仮説を涼子に話す。しかし、その説はあり得ないとして涼子ら検察側は真っ向から否定した。涼子はいつも完璧な神原がこんな説を立てるのはおかしいと神原を警戒する。後に「本人」は柏木で無いと判る。
学校内裁判が開廷した。検察側と弁護側は証人に尋問を行い、真実を見つけるため奔走する。そして閉廷日、神原が証人として召喚され、事件当日の夜に自分が柏木から電話を受けたと話す。そして自殺を仄めかす柏木を止めるべく、柏木と「自分の思い出の場所を巡り、それぞれの場所につく毎に柏木に電話をする」という内容の「ゲーム」をやり、思い出の場所を巡り終え、屋上に呼び出されて行くと柏木が立っていたと真実を語る。「ゲーム」の結果が自分の思惑とは異なるものであったことに不満を抱いた柏木は、「ゲーム」を続行しようとするが、疲れ果てた神原が帰ろうとした事に怒り、「帰ったら自分は飛び降りて死ぬ」と言った。だが神原は「そんなに死にたかったら、勝手に死ねばいい」と言って逃げた。翌日、神原は柏木が死んだことを知る。
評決は被告人大出は無罪と言う趣旨のものだった。しかし神原は判事に「僕を殺人罪で裁いて下さい」と言い、責任を負おうとするが、それに対して涼子は、ここにいる誰もあなたを裁くことはできないと言う。裁判を終えた大出は神原に握手を求める。のちに教師となった涼子は、14歳だっただからこそできた裁判を述懐し、ともに裁判を闘った生徒たちと友情を築いたことを語り物語を締めくくる。(Wikipediaより転載)

<感想>
楽しみにしていた後半でしたが、うーん、ちょっと期待しすぎだったでしょうか。柏木がひたすら嫌な奴で、これではご両親、いたたまれないのでは。樹里も最低最悪なのに、糾弾されることなく、許されて終わり?神原が庇った理由は分かりますが、松子が死んで、堕とされていい理由にはならないと思うんですけどね。と、いろいろ納得いきませんでした。