デヴィッド・フィンチャー監督。ジェシー・アイゼンバーグ主演、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー。2010年。
<ストーリー>
2003年、ハーバード大学2年のマーク・ザッカーバーグは、ガールフレンドのエリカをデート中に怒らせてしまう。席を立って帰ってしまったエリカに腹を立てたマークは、寮に戻ってからブログに彼女の悪口を書き込んだ。続いて、ハーバードの寮の名簿をハッキングし、親友のエドゥアルド・サベリンと一緒に女子学生達の写真でランク付けをするサイトを作り上げる。このフェイススマッシュは2時間で2万2千アクセスに達し、マークの名は学内で有名になった。そこへ声を掛けてきたのが、ボート部の花形で資産家の息子、ウィンクルボス兄弟。彼らはコネクトユーのアイデアを持ち、仲間にならないかと誘った。そしてマークは、ザ・フェイスブックを立ち上げ。これに怒った兄弟は父親の弁護士を通して停止警告を送るが、マークは全く気にせず、フェイスブックを大きくしていった。一方、19歳でナップスターを作ったショーン・パーカーは偶然にマークのサイトを見て興味を持ち…。
<感想>
SNS「Facebook」誕生の裏側のお話。冒頭から台詞の洪水に目が点になってしまいましたが、面白かったです。映画としてよく出来ていると思います。特にラストのエドゥアルドの台詞、ラストシーンでの切なさに胸が苦しくなりました…が、これ、事実をネタに作ったフィクションなんですよね?映画を観たマーク本人が「着ていた服以外はすべてデタラメ」と発言していましたし、実際にマークには彼女がいるし、エリカなんていない…んですよね?映画を観てから調べたところ、エドゥアルドの告訴、その後オリンピックにも出場しているウィンクルボス兄弟の告訴、パーカーのコカイン所持疑惑による逮捕などは事実としてありましたが、マーク本人については…?うーむ。いや、それでもとっても面白い映画でした。好きか嫌いかを訊かれたら、余り好きではないかも知れませんが、とっても気になる、惹かれる映画です。