NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS　　ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記

ジョン・タートルトーブ監督。ニコラス・ケイジ主演、エド・ハリス。2007年。

＜ストーリー＞
1865年、リンカーン暗殺の日。暗号を解いたトーマス・ゲイツは銃で撃たれるも暗号の謎を暖炉に投げ入れ、歴史に名を残した。そう講演していたひ孫のパトリックとその息子のベンは、ウィルキンソンと名乗る男から、消えたリンカーン暗殺者の日記を差し出される。そこには暗殺の真犯人としてベンの祖先の名前があった。しかし実はそれは、ベンに日記に隠された暗号を解読させるための罠であったのだ。ベンは仲間と共にフランスの自由の女神、バッキンガム宮殿、ホワイトハウスを探り暗号を次々と解読、そしてアメリカ大統領を誘拐する作戦に…。

＜感想＞
狙い的にはインディ・ジョーンズなのでしょうが、そこはディズニー映画、大した悪役も出ず、家族で楽しめて、観終わった後はほとんど何も残らない映画となっています。宝探しは、リンカーン暗殺の汚名返上となるのか？わくわくする謎も難関も既に解答を知っているようにサクサクとこなし、スケールの大きさは素晴らしいです。イギリスでのカーアクションも、そんなことして国外に出れるのか？という華やかさ。でも良いんです、観ている時に楽しければ。最後に出てきた黄金都市は、まさにディズニーランドにあるアトラクションのようでした。今回良かったのは、両親役のジョン・ヴォイトとヘレン・ミレン、さすが大御所、貫禄があります。３作目もありそうな終わり方でしたが、これも３部作となるのかな。