TRUE CRIME  トゥルー・クライム

クリント・イーストウッド監督。クリント・イーストウッド主演、イザイア・ワシントン、ジェームズ・ウッド、バーナード・ヒル。1999年。

トゥルー・クライム(字幕版)

<ストーリー>
カリフォルニア、オークランド。地元新聞のベテラン記者スティーブ・エヴェレットは、自分の勘に自信があり、仕事はできるが、女癖が悪く、デスクのボブの奥さんとまでベッドを共にしていた。ある日、前日一緒に飲んでくどいていた同僚の女性記者ミシェルが自動車事故で亡くなった事を知る。そして彼女が担当していた黒人死刑囚フランク・ビーチャムの取材を代役でやるよう、編集長アランに命令される。彼は今日、日付が変わってすぐに死刑執行が決まっているが、エヴァレットは彼の無実を確信する。ボブに浮気がばれ、仕事に気を取られ幼い娘にケガをさせて妻からは愛想を尽かされ、無罪のスクープを取るとアランに大見得を切るも手がかりを無くし、途方にくれたエヴェレットだが…。

<感想>
大好きなイーストウッド、この映画は観ていなかった、と早速借りました。エヴェレットの設定が良いです、勘が鋭く、男気たっぷり。でもこんな小さな女の子の父親役は無理があるんじゃないのー、父親というよりおじいちゃん…と思ったら、何と娘役、イーストウッドの実の娘でした。ビックリ。しかも娘の実の母親、イーストウッドの元妻セシリア・ナスバームも出演、またたまビックリ。撮影中はどんな感じだったんでしょうね。
ストーリーはストレートで、人種問題、死刑廃止問題などで気が重くなるような話ではありませんでした。フランクが最後に娘や妻と別れをするシーンに泣けて、泣けて…刑務所の所長さんがまたいい人で…ああ、良いです!最後は本当に手に汗握るの展開でした。
あと驚いたのは、セサミストリートのミスターヌードルが出ていたこと!この人、コメディアンじゃないんだ、と思って調べたら、マイケル・ジェッターは『グリーン・マイル』にも出ていた、立派な俳優さんでした。そう言われれば、確かに同じ顔です…しかもエイズで既に亡くなってました。ビックリ。
そうそう、最後の最後でちょい役にルーシー・リューが出ていたのも驚きました。この頃はまだ売れてなかったのかしら。
と、映画の内容と関係ないところで驚きの多い映画でした。あ、あともう1つ。オークランドズーが出てきて嬉しかったです。ああ、知ってる、知ってる、ここみたいな。「カバを見たい」という女の子に、カバはいないんだよねえ、ここ…と思って観ていましたが、やっぱりカバを見るシーンはありませんでした。