フェデ・アルバレス監督。 ジェーン・レヴィ主演、ディラン・ミネット、スティーヴン・ラング、ダニエル・ゾヴァット。2016年。
<ストーリー>
舞台はアメリカ・デトロイト。経済破綻しゴーストタウン化が進む街で、養育放棄の両親と暮らす不良少女ロッキーはいつの日か共にここから抜け出そうと妹に約束していたが、そのために必要な逃走資金を得られるあてはなかった。
ボーイフレンドのマネーから地下室に金庫を持っているらしい視覚障害者宅への強盗を持ちかけられた彼女はマネーと友人のアレックスの3人で真夜中に盲目の男性の屋敷に押し入る。だがその男は元・軍人であり、盲目でも超人的聴覚を持ち、侵入者の殺害も厭わない恐ろしい人物だった。果たしてロッキーとアレックスは、即座にマネーを殺害した盲人の追撃を回避して、悟られることなく静寂を保ったまま密室の家屋から脱出できるのか。 (Wikipediaより転載)
<感想>
3人の若者が盲目老人の家に強盗に入り、そこで殺されそうになるって話ですが、まずこの3人が犯罪者なので同情できません。最初にしている犯罪もヒドイです。一応、ヒロインには、ネグレストしている両親から、妹を守りたいという大義名分はあるのですが、だったら働けよ、と。強盗したら、アメリカなんだから殺されて当たり前じゃない?と思うわけです。しかし、ここでこの映画は、この老人が実は女性を監禁している異常者だという新たな情報を出してきました。さあ、あなたはどっちに感情移入?みたいな。いやあ、それでも私はこのヒロイン、全く好きになれませんでした。だって普通だったら、もうお金は良いからゴメンなさい逃がして、になるじゃないですか?彼女は最後までお金に執着していたし、自分が逃げることしかなかったし。なのでラスト、全然スッキリしませんでした。せめて指名手配ぐらいになって欲しい。でもそれじゃ明るみになってまずいのか。うーん、でも許せない。続編あるらしいですが。だったらそこでスッキリさせてくれるのかな。