MY SISTER’S KEEPER  私の中のあなた

ニック・カサヴェテス監督。キャメロン・ディアス主演、アビゲイル・ブレスリン、ジェイソン・パトリック、アレック・ボールドウィン。ジョディ・ピコー原作小説の映画化。2009年。

私の中のあなた [DVD]

<ストーリー>
11歳の少女アナは、遺伝子操作によって創られた子ども。2歳の時に白血病が判明した姉、ケイトのドナーとして生まれてきたのだ。アナは5歳の頃から、ケイトの治療のために犠牲を強いられてきた。元弁護士で、キャリアも結婚生活も犠牲にしてきた母、サラは愛する家族のためなら当然と信じ、今回もケイトへの腎臓移植を計画している。しかしアナは反旗を翻す。「手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい。」アナは成功率91%の弁護士、キャンベル・アレグザンダーの事務所を訪れ、両親を相手に訴訟を起こす…。

<感想>
予告を観た時に、これは絶対に観ようと決めていました。こんなスゴイ設定、考えられません。私は終始、アナの立場で見ました。とにかくキャメロン・ディアス演じる母、サラに腹が立って、腹が立って。ケイトのためなら、アナはどうなっても良いのかと。しかもケイトを生かすことだけに懸命で、ケイトのことも見えていませんものね。しかし。ここでケイトが嫌な女の子だと、何も考えずにアナ応援なのですが、ケイトがまた良い子で…しかもアナと仲良し。そして話は急にお涙ちょうだいの展開に。ううん、そうですか、何か路線が違っちゃいますねえ。でも仕方ないのかなあ、ラストは一応、納得です。こうなるのが本当…だったのかな。
ところで原作は全く違う結末だそうで、ちょっとネットで検索したら見つけました。ひ、酷すぎるっ。こんな展開だったら、絶対に嫌でした。私は映画のラストが好きです。