ワールド・ウォーZ  WORLD WAR Z

マーク・フォースター監督。ブラッド・ピット主演、ダニエラ・ケルテス、ファナ・モコエナ。2013年。

ワールド・ウォーZ (字幕版)

<ストーリー>
元国連捜査官のジェリー・レインは、妻と娘2人を車に乗せ学校へ向け走っていたが、渋滞にはまってしまった。どうしたのかと思っていると、突然、爆発音が響き、車が暴走し、パニックとなった人々が車を捨てて逃げ惑い始める。ジェリーも車を放棄して逃げる際、凶暴化した人が他の人を襲い、十数秒でその人が他の人を襲い始めるのを目撃した。未知のウイルスがもの凄いスピードで感染拡大し、世界中がゾンビに支配されつつあったのだ。町から逃げるジェリーに、国連事務次長ティエリーから連絡が入り、家族はヘリコプターで海上の米海軍艦隊に避難することができた。しかしスペースには限りがあり、家族がここにいるためには、ジェリーはウイルスの感染原因を突き止める軍の作戦に参加するしかない。ウイルス学者を連れ、ジェリーは韓国の米軍基地へと飛び立つことになったのだが…。

<感想>
映画館で観るか迷った時、調べたらゾンビ映画ということで止めたのですが、DVDが出たので借りて観ました。すごい迫力で面白かったです。ゾンビの動きが速くて、人を襲うためには自分の体を物ともしない動きに、圧倒されました。ストーリーはご都合主義というか、主役以外はどうでも良い扱い、伏線はどうなったの?という感じではあったのですが、そういうのが気にならないだけの勢いがありました。特に新しいアイデアではないのに、畳みかけるようなドキドキシーンの連続で、飽きさせませんでした。結構オススメです。
(以下、ネタバレ含みます)
途中で拾った少年、後で何か活躍するのかと思ったら、何も無くてビックリ。意味ありげに出ていたウイルス学者、え?という退場でビックリ。イスラエル、大声の刺激で全てが台無しになってビックリ。飛行機、おいおい、それしたら全員死ぬだろ、という展開でビックリ。研究所では、適当に選んだのがOKでビックリ。ヒーローは死なない、主役補正掛かりまくり。でも面白かったです。