コララインとボタンの魔女  CORALINE

ヘンリー・セリック監督。声、ダコタ・ファニング、テリー・ハッチャー、ジョン・ホッジマン。ニール・ゲイマン原作同名小説の映画化。2009年。

コララインとボタンの魔女 (字幕版)

<ストーリー>
大きな古い家に引っ越してきたコララインファミリー。陰鬱な天気、変わり者の隣人、両親は仕事に忙しく、全くコララインの相手をしてくれない退屈な毎日。しかしコララインが見付けた小さなドアは、不思議な世界へと続くドアだった。そこは見た目は元の世界とそっくり。でもお料理上手なお母さんとピアノやガーデニングが好きなお父さんがいて、とっても楽しい時間を過ごせる。ただ2人の目はボタン。そしてコララインにもそれを強制し始め…。

<感想>
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』と同じ監督によるストップモーションアニメ。
お休み中、娘と観たら楽しいかなあ〜♪と大して情報も得ずに見始めたら、全く子ども向きではありませんでした。冒頭からある意味、かなり衝撃的。娘は「怖いから観ない〜」と隣の部屋へ退避。お話自体はそうでもないのですが、映像が子どもにはちょっとトラウマになりそうな怖さでした。娘すまん、選択ミスだ。
しかし大人には楽しめる映画でした。私は正直『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は途中で眠くなってしまったのですが、これはそんなことは無し。大家の孫で男の子のワイビーや、屋根裏に住む元サーカス団員のボビンスキー、地下に住む太った占い好きのフォーシブルとスピンクなど、コララインファミリー以外にも魅力的なキャラがたくさん、そしてもう1つの世界のキャラもダブルで出てきて、さらに面白くしてくれます。
本物の両親のため頑張るコラライン、最後まで気を抜かずにドキドキして、実に良い映画でした。