ピート・ドクター監督。声、エドワード・アズナー、クリストファー・プラマー、ジョーダン・ナガイ。ピクサー10作目のアニメーション。2009年。
<ストーリー>
カールは冒険家チャールズ・ムンツに憧れる大人しい男の子。ある日、壊れた空き家で、同じく冒険好きの女の子、エリーと出会う。強引なエリーにたじたじなカールだったが、後に2人は結婚。出会った空き家を買い取り、居心地の良い家に改造する。2人の夢は、南アフリカにあるパラダイスフォールに行く事。2人はコツコツとお金を貯めるが、いろいろとハプニングがあり、夢を叶えることなく歳を重ねる。そしてエリーはついに亡くなってしまう。1人になった78歳のカールじいさんは、家の周りにビルが建ち並び、立ち退きを要求され、老人施設に入る事を勧められる。頑なに拒否していたが、ある事で出ない訳にはいかなくなり、そこで思いついたのが、1万の風船で家ごとパラダイスフォールへと向かうことだった。空高く舞い上がった家…しかし8歳の少年ラッセルが同乗していることに気付き…。
<感想>
さすがピクサー!の出来でした。冒頭の10分で涙ぽろぽろ…もう切なくて、切なくて。ここは大人でないと理解できないところだと思います。
風船で飛び立ってからは、笑いと感動、ドキドキの連続です。最初はウザそうだったラッセル少年も、実に良い味だしてます。珍しくアジア人というのもポイント。出てくる人間以外のキャラが、また良いです。鳥さん、可愛い−。犬、面白い−。最後はかなりハラハラです。おかげで娘は大泣きしてましたが。ストーリーは単純ですが、無駄がなくて素晴らしい。大好きです。
そうそう、本編前にショートムービーもやっていました。雲とコウノトリのお話です。