サム・ライミ監督。ケイト・ブランシェット主演、ジョヴァンニ・リビシ、キアヌ・リーヴス、グレッグ・キニア、ケイティ・ホームズ、ヒラリー・スワンク。2000年。
<ストーリー>ジョージア州の小さな町に住む未亡人で霊能者のアニー・ウィルソンは、夫を亡くし、3人の息子を占いをしながら1人で育てている。ある日、息子の担任であるウェイン・コリンズと婚約者のジェシカ・キングの2人の運勢を見て欲しいとジェシカに言われ、見るとはなしに不吉なイメージを見てしまう。アニーには、夫ドニー・バークスデイルのDVに怯えるヴァレリーや、自殺願望の強い自動車整備工の青年バディ・コールなど、彼女をとても信頼している客がいたが、ドニーは妻に離婚を勧めるアニーを疎ましく思い、色々な嫌がらせをしている。そんなある日、ジェシカが失踪した。捜査に行き詰まったジェシカの父親は、保安官と婚約者のウェインを連れてアニーの元を訪れた。アニーは池の中に浮かぶジェシカの死体を夢で見て…。
<感想>
ホラーとなっていましたが、余り怖くはなかったです。有名な人がたくさん出ています。珍しく良いところなし悪役のキアヌ、夫に怯える役のスワンク、脱ぎっぷりが素晴らしいケイティ…でも一番良かったのは、リビシのバディです。虐待に気付くところは心の痛みが伝わってきたし、ラストはもう涙ボロボロです。あの台詞を言いたくて戻ってきたんですね、車の中からどんな想いで見つめていたのか…。ケイトもとても良かったです。特に際だった点がある作品ではないかも知れませんが、良品だと思いました。個人的にはかなり好きです。
日本版DVDのジャケットはおどろおどろしくてちょっと…アメリカ版のほのぼの?ジャケットの方が映画にあっている気がします。