バーン・アフター・リーディング　　BURN AFTER READING

ジョエル＆イーサン・コーエン監督。ジョージ・クルーニー主演、ブラッド・ピット、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン。2008年。

＜ストーリー＞
CIA諜報員のオズボーン・コックスは、飲酒問題があるという理由で突然解雇された。悪態をつきつつも、今までのことを本にしようとPCに向かう。そんなオズボーンにとっくに愛想を尽かしている妻、ケイティは離婚を決意、弁護士に相談。弁護士のアドバイスにより、PCにあるデータをCDにコピーしたケイティは、それを弁護士に渡すが、秘書がうっかりそのCDをフィットネスジムのロッカーに置き忘れてしまった。それを見付けて、国家機密を手に入れた、金になると大喜びしたのが、インストラクターのチャド。整形手術のお金が欲しい同僚のリンダと共に、オズボーンを脅しにかかるが…。

＜感想＞
痛快クライム・コメディ…と思ったら…思ったほどは突き抜けていませんでした。では面白くないかと言えば、そんなことはなく、面白いです。どんな風に話が転んでいくのか、どんな風に痛くなっていくのか、ワクワクしながら観ました。特に笑ったのがお莫迦な役のブラッド・ピット、もう笑った、笑った。カッコイイ設定のジョージ・クルーニーも妙に情けなかったり、怒りっぽいジョン・マルコヴィッチがまたらしかったり。ジムのオーナーも良かったです、という訳で男性陣全て合格。女性で良かったのはリンダ役のフランシス・マクドーマンド、女性はやっぱり強いです。という訳で面白かったのですが、それ以上の物が無く…純粋に娯楽作品と思えば良いのかなあ。