ブラッド・バード監督。声、パットン・オズワルト、ルー・ロマーノ、ジャニーン・ガラファロー。2007年。
<ストーリー>
ネズミのレミーは、今は亡きフランスの天才シェフ、グストーに憧れ、一流レストランのシェフになることを夢見ていた。ある日、家主から追われ家族と離ればなれになったレミーは、パリのグストーの店に辿り着く。そこでは新米シェフとして雇われたばかりのリングイニが、スープを台無しにしているところだった。思わずスープを作り直してしまうレミー、それを目撃したリングイニ。そしてそのスープが大絶賛されてしまう。スープを作ったと思われ、同じ物を再び作れと言われたリングイニは、クビになったら後がない。そこでレミーに協力を申し出た…。
<感想>
ピクサーアニメ。レミーがとてもリアル、それでいてとても可愛らしい!テーマもしっかりしていて、誰でも名シェフ、という言葉が最後まで活きていました。一方で、リングイニというキャラにはかなりガッカリ、料理に対する情熱がなく、あくまでもレミー中心の脇役という感じでした。表情も妙にリアルで、ああ、こういう人っているよなあ、と。想像では、レミーに習って彼も名シェフになるのかと思っていました。ついにCGはここまで来たかと思ったのは、パリの町の美しさ、料理の美味しそうなこと。私もレミーのお料理が食べてみたい。結末はハッピーエンドながら、ちょっと切なさも感じました。でも現実ってこういうものかな。