REVOLUTIONARY ROAD  レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

サム・メンデス監督。レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット主演、キャシー・ベイツ。2008年。

レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

<ストーリー>
高度成長期を迎えた1950年代半ばのアメリカ。富裕層が集まるコネチカットの郊外の新興住宅地、レボリューショナリー・ロードに、結婚7年目のフランクとエイプリルは、子ども2人と住んでいた。綺麗な家と可愛い子ども達、理想の夫婦に見える2人だが、致命的な問題を抱えていた。女優の夢を持っていたエイプリルは舞台で失敗、慰めようとするフランクとケンカ。退屈な仕事に疲れているフランクは浮気。しかしエイプリルがパリ移住の話を持ち出したことにより、2人の間に希望が蘇る。妻が働いて夫を養うという計画に、回りの人間は微妙な反応だが、2人は気にしない。ところがここでまた予想外のことが起きた。フランクの昇進、エイプリルの妊娠。パリ移住を断念したことにより、徐々にエイプリルは…。

<感想>
『タイタニック』カップルが戻ってきた!と思っていると…ががーん、冒頭から夫婦喧嘩ばかりの映画でした。もうずっと喧嘩ばかり。エイプリルは叫ぶし、堪りません。フランクは最初、浮気をしたりして、お互い様か?と思いましたが、エイプリルを愛し、真摯に接しようとしているのに好感を持ちました。ディカプリオの演技も素晴らしく、表情で語るのが良いです。エイプリルの気持ちも分かりますが、私には自分勝手過ぎるように思え、終始フランクの味方で観ていました。フランク、可哀想すぎるでしょう。この映画はキャシー・ベイツ演ずるヘレンの旦那さんが、補聴器をはずすシーンで全てを語っている気がしました。曰く、妻の噂話・愚痴は聞き流せ?
50年代の様子が面白かったです。皆、同じような帽子を被って通勤とか、やたらに夫婦で煙草を吸うとか。そう言えば、夫婦の話なのに子ども達がほとんど出てこなかったのが不思議でした。2人、どこに預けられていたの?