サム・ライミ監督。トビー・マグワイア主演、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ。2007年。
<ストーリー>
恋人MJ出演のステージを特等席で観ているピーターは、とて幸福で満ち足りていた。スパイダーマンはNY市民にヒーローとして愛されている。MJへのプロポーズを決意したピーターは伯母さんから指輪を貰うが、その晩、親友ハリーからの攻撃にあう。激しい闘いの末、記憶を失ったハリーは、昔のように親友となった。一方、宇宙からの謎の黒い液状生命体がピーターに近付いていた。また伯父さんを殺した犯人が脱獄したとの情報が…。
<感想>
非常に楽しみにしていた3作目です。闘いのシーンは速すぎて目が追いつかないくらいに、相変わらず素晴らしいのですが、うーん、何だか納得のいかない、後味の悪さが残る映画でした。まずピーターに全く感情移入できません。調子に乗りすぎてやり過ぎるのはまだオイオイと思いながらも許せましたが、ブラックに取り憑かれている時の行動、こう言ってはなんですがキモかったです。(でもトビーがもう少し痩せていたら、印象変わっていたかも。)1、2の流れからハリーとのことがもっと中心になるかと思っていたので、サンドマンのCGは凄かったけれど、このせいで散漫になった気がします。もっと絞った方が良かったんじゃないかな。期待していただけに残念な出来でした。