ホテル・ルワンダ  HOTEL RWANDA

テリー・ジョージ監督。ドン・チードル主演、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノ。2004年。

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]

<ストーリー>
1994年、ルワンダ。多数派のフツ族と少数派のツチ族は同じ言語を話し、とても似通った民族だが、植民地時代、ベルギー人によりフツ族が上位と見なされてから、さらに民族間の緊張はどんどんと高まっていた。フツ族のポールは首都キガリにある外資系高級ホテルの支配人を務めているが、彼の妻はツチ族である。最悪の事態が起こったのは4月6日。ルワンダ大統領の乗った飛行機が撃ち落とされ、フツ族の過激派はツチ族の虐殺を開始した…。

<感想>
ルワンダ大虐殺を基にした実話です。アフリカ版『シンドラーのリスト』、ポールが知恵と勇気を振り絞り、白人が全て撤退してしまい後ろ盾を失ったホテルで、1200人もの人々を救おうとします。残酷なシーンは余りありませんでしたが、それでも十二分にその恐怖を感じることが出来ます。世界がルワンダに背をむけた日…台詞にあった「ニュースを見た人は酷いわねと顔をしかめた後、夕食の続きを食べるのさ」(確かこんな感じ)が強く心に残りました。