山田洋次監督。真田広之主演、宮沢りえ共演。2002年。
<ストーリー>
幕末の庄内、海坂藩。井口清兵衛は50石の平侍。妻を病気で亡くし、二人の娘とボケの進む老母の3人を養っているため生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは一切断って帰宅し、家事と内職に励んでいる。そんな清兵衛を同僚たちは『たそがれ清兵衛』と呼んでいた。そんなある日、清兵衛は親友の飯沼倫之丞と再会し、清兵衛とも幼なじみの妹・朋江が、嫁ぎ先の婿が酒乱であるため離縁して実家に帰ってきていると聞かされる。翌日、その朋江が清兵衛の家を訪れ…。
<感想>
2003年のアカデミー賞、外国語映画賞にノミネート、公開時にはぜひ行きたかったのですが、期間が短かったため観逃してしまい、DVD発売を楽しみにしていました。
時代劇を観たのは、『ラストサムライ』以来…『ラストサムライ』のとんでも日本に比べると、この映画は本当に日本のその当時にいって撮影しているかのようでした。ストーリーは淡々としたものですが、非常に魅力的で、日本って良いなあと思いました。純粋に面白かったです。
英語の字幕はデフォルトで消すことが出来ず、鬱陶しいかと思いきや、台詞は古い言葉で難しい単語が多かったため、シンプルな英語訳が逆に理解を助けてくれました。特典は監督と真田のインタビュー。おそらくノミネート時に撮影したものでしょう。真田は英語、監督は日本語で通訳の声が被さっていました。