イーライ・ロス監督。ロレンツァ・イッツォ主演、アリエル・レヴィ、ダリル・サバラ、カービー・ブリス・ブラントン。2015年。
<ストーリー>
父親が国連に勤務しているジャスティンはアレハンドロ率いる積極行動主義のグループに関心を持つようになった。そのグループは原住民のヤハ族を迫害して熱帯雨林を開発しようとする大企業を止めるべく、アマゾンの熱帯雨林へ行く計画を立てていた。作業員が森を伐採する姿を携帯で撮影し、それをストリーム中継することで世間の関心を喚起しようとしたのである。
ドラッグの売人であるカルロスから資金援助を受け、ペルー経由し現地に到着した一行。彼らは伐採のストリーム撮影だけではなく、ブルドーザーに自分達ごとチェーンを巻くなどの妨害行為も行った。その際ジャスティンの国連職員の娘という立場を利用するため、アレハンドロはジャスティンにわざと鍵の壊れたチェーンを持たせており、引き立てられ携帯も壊されたジャスティンは警護の傭兵に危うく殺されかける。これによりグループの抗議活動はインターネットでより注目を集めることとなる。グループは身柄を確保されたが、カルロスが裏から手を回してくれたお陰で、一行は無事解放された。帰路につく一行の中、利用された事を一人憤慨するジャスティンだったが、その時搭乗していた小型飛行機が、突如エンジントラブルに見舞われ森に墜落してしまい、カルロスが死亡する。
生き残った人々はなんとか助けを求めようとするが、全身を赤色に塗ったヤハ族の集団に襲撃され、カーラが殺されてしまう。抵抗は不可能だと判断した一行は、大人しく小さな村まで連行され、竹製の檻の中に入った。儀式の場に連れ出されたジョナは長老と思われる女性に斬首され、そのまま食べられてしまった。
アレハンドロは実はカルロスと共謀し、この密林を伐採している企業のライバル会社から伐採の妨害を頼まれており、そのライバル企業がすぐ伐採に乗り込んでくるので時間を稼げれば助かると、他のメンバーの怒りを買いつつも説明するが、翌朝ジャスティンが処女だと知ったヤハ族の長老が、彼女に女性器切除を施すための準備を始めた為、サマンサが足の速い自分が助けを呼びに行くと、携帯電話のアラーム音で見張りの注意を逸らした隙を突いて檻から脱走する。
翌日、割礼準備の儀式を終えたジャスティンが戻ってくると、檻に食事が差し入れられる。空腹に耐えかね皆それを口にするが、エイミーは自分が食べた物が脱出に失敗したサマンサの肉であったことに気付き、皿の破片で喉を切り裂いて自殺してしまった。ラースは死んだエイミーの口にマリファナを詰め込む。エイミーの肉を食べたヤハ族がトリップ状態に陥るのを期待した行動だったが、この計画は上手くいき、ヤハ族の人々が朦朧としている間にジャスティンとダニエルは脱出に成功する。しかし一人残されると食われると考えたアレハンドロにラースは気絶させられ脱出を阻止される。その結果、ラースはトリップしたヤハ族達に生きたまま食べられてしまう。
ジャスティンとダニエルは墜落現場でカーラの携帯電話を発見したが、追ってきたヤハ族に再び捕らえられてしまうのだった。絶望的な状況に陥ったジャスティンだったが、思わぬハプニングが起こる。(Wikipediaより転載)
<感想>
どこかのサイトを見ていた時に、オススメされていたので、チェックしておき、観てみました。食人、グロい、ではあるのですが、部族を守るための抗議、実ははめられて利用されただけ、リーダーが仲間を殺しても平気なクズ、といろいろあり、単純なサバイバルゲームにならない工夫がされていました。ラスト、部族を守る発言をしたところでは、彼らの習慣を非難、脅かすのはどうか?とも考えてしまったり。でもまあ、人に勧めにくい映画なのは、変わりありません。
続編がありそうな感じでしたね。私は、次はもう、良いかな。