パージ  THE PURGE

ジェームズ・デモナコ監督。イーサン・ホーク主演、レナ・ヘディ、アデレイド・ケイン。2013年。

パージ (字幕版)

<ストーリー>
経済が崩壊した後のアメリカでは、「新しいアメリカ建国の父たち」を名乗る集団が全体主義的な統治を行っていた。「父たち」は1年に1回、すべての犯罪が合法化される夜(パージ)を設けた(夜7時から翌朝7時までの12時間)。この間、すべての警察、消防署、医療サービスが停止される。パージの導入によって、犯罪率と失業率は1%にまで低下し、経済状況も改善したのである。大衆はパージをカタルシスをもたらしてくれる行事だと思っていたが、実際は「父たち」が大衆をコントロールするための行事であった。なぜなら、パージの夜に犯罪の標的となるのは富裕層ではなく、貧困層だったからである。
そんな状況下の2022年3月21日、ロサンゼルス近郊の富裕層の居住区に住むサンディン家は、パージの前に逃げ込んできた男を匿ったために、犯罪者たちと戦うことになってしまった。 (Wikipediaより転載)

<感想>
これ結構人気シリーズで、この設定でいくつも映画があるようですね。確かに発想としては面白いです。でも実際あったら、機能しないでしょうね。この話でも、ご近所さんが来た訳ですが、今後、普通にお付き合いなんてできる訳ないですし。
この映画も、面白いかな?と思ったのですが、これはダメでした。アイデアを活かしきれていないし、途中で飽きました。
(以下、ネタバレ含みます)
頑張っているお父さんが可哀想でした。こういうパージという制度を受け入れている社会のはずなのに、見ず知らずの男を入れちゃう息子、子供でも簡単に解除できちゃうシステム、間違ってるという母親、なのに結局、家の中では殺し合い。いっそバッドエンドの方が潔かった。息子、結局、一度も反省なし?これからあの家族は、どうやって生きていくんでしょうね…。