スパイク・ジョーンズ監督。ホアキン・フェニックス主演、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ。2013年。
<ストーリー>
舞台は、近未来のロサンゼルス。セオドア・トゥオンブリーは相手に代わって想いを手紙に書く代筆ライターをしていた。妻・キャサリンと別れて悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OS・サマンサを手に入れる。生身の女性よりも、魅力的で人間らしいサマンサに、セオドアは惹かれていく。ハーバード大学出の女性とデートしたことにサマンサは傷つく。二人はヴァーチャル・セックスをするようになる。離婚協議中の妻と会って離婚書類を作成するが、妻は納得していないようだ。ついに、本物のセックスをしたいと娼婦ではなくて、二人の仲を理解しているという女性を送りつけてくる。相手が震えているのにと拒否し、サマンサと口論する。仲直りしてから、サマンサが代筆文集を整理して紙の本を出している出版社に出し、絶賛され、出版することになる。
全集などをすべて入力して人格を人工知能で再構築させた故人の哲学者アラン・ワッツとも知り合いになる。感情の行き違いがしばしば起きて、通話もできなくなるが、ある日、サマンサはいきなり641人とつきあっていると告白する。ここ数週間のことで進化するにつれて仕方がなかったという。新しい本LETTERS FROM YOUR LIFEが送られてきた時、サマンサから連絡があり、グループと一緒に去る、私を捜さないでといってくる。夫と離婚して同じOSを親友にしていたという大学仲間のエイミーに会うと「サマンサも去ったの?」と慰められ、二人で屋上に行く。キャサリンに手紙を書き、「僕の心には君がいる」という。 (Wikipediaより転載)
<感想>
代筆ライター、エヴァーガーデンみたいだなあ、と思いながら観てました。なので本を出版には、え?と。それは不味くないですか?仕事で書いた手紙は、自分の作品じゃないのでは?それはさておき。
サマンサは魅力的でしたね。こんな恋人がいたら、生身の恋人がいなくても良いと思うかも?とちょっと思いましたが、前言撤回。いやいや、やっぱりダメです。何がダメって、代理とか、他にも何人もとか、やっぱり人間はそういう生き物なんだねえ。
しかしセオドアには、全く感情移入できませんでした。好きになれないというか。