マル・タルガローナ監督。ブランカ・ポルティージョ主演、ホセ・コロナド、アントニオ・デチェント。2015年。
<ストーリー>
その日、弁護士であるパトリシアの息子ビクトルが負傷した状態で警察に保護される。ビクトルは通学途中で何者かに拉致され、自力で逃げ出したという。証言を元に前科者のチャーリーが容疑者として逮捕される。しかし彼は事件当日のアリバイを主張。パトリシアはチャーリーを勾留するよう警察に強く求めるが、ほどなくして彼は証拠不十分で釈放される。その夜からパトリシアの身の回りでは不審な出来事が次々と起こりはじめる。(amazonより転載)
<感想>
スペインのサスペンス映画です。冒頭から一気に引き込まれます。少年ビクトルも、母親パトリシアも、容疑者チャーリーも役柄にピッタリ!いるいる、こういう人、という感じです。まあ、おそらく息子が嘘を吐いているんだろうな〜、そこからドツボに嵌るんだろうな〜と観ていましたが、思った通り、一気にパトリシアは窮地に。自業自得なところがあるので、あまり同情もせず見ていましたが、最後の台詞にはジーン。本当に子供を思っているんですね。テンポよく進むので飽きずに見ることができました。
(以下、ネタバレ含みます)
最後のどんでん返し。生きてて良かったじゃん、とはいかないですかね、やはり。可哀想なのはチャーリーですねえ、指は失ったわけだし。でも大悲劇にならなくて良かったです。