井上梅次監督。石原裕次郎主演、北原三枝、芦川いづみ、金子信雄、青山恭二、白木マリ、笈田敏夫。1957年。
<ストーリー>
音楽学校の生徒国分英次は、銀座の流しギターで評判の暴れん坊である優しい兄の正一を売り出そうと思っていた。それをジャズ・バンド「福島慎介とシックスジョーカーズ」の女支配人美弥子に頼み込んだ。バンドのNo.1ドラマー、チャーリー・桜田は、美弥子と結ばれた仲だったが、最近ステージ・ダンサーのメリーに引かれていた。そして、ついに美弥子と別れてメリーの属する持永興行と契約してしまった。No.1を失った美弥子は正一のことを思い出した。「彼を日本一のドラマーとして育て上げよう」桜田への競争心も手つだって彼と契約したのである。(amazonより転載)
<感想>
石原裕次郎没後30年特別企画で放送があったので観ました。
ストーリーは今となってはありがちですが、ドラマー対決のくだりはやはり惹かれますね。これが有名なシーンかあ、とマジマジと見入りました。さすが、何度もリメイクされているだけあります。正一の母に愛されたい思いには、ちょっとグッときました。それだけに最後にあっさりお母さんが「謝らなくちゃ」となったのは、え?でしたが、それなのに、最後、ぶった切りの終わり方に、おお!と驚きました。余韻を引かない終わり方がいいですねー。
いろいろ楽しめる映画でした。