宮元宏彰監督。声、田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、山路和弘。 大人気漫画のアニメ映画第13弾。2016年。
<ストーリー>
新世界で冒険を続ける麦わらの一味が上陸したのは、世界最大のエンターテインメントシティと称される「グラン・テゾーロ」。そこはこの世のものとは思えないほどの華やかな空間で日夜ショーやアトラクションで賑わい、世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪が集う世界政府公認の「独立国家」であった。
未知の光景に胸を躍らせるルフィたちはコンシェルジュのバカラの案内で最高級カジノホテル「THE REORO」に到着。早速ルフィ・ウソップ・チョッパーの3人はカメを動力源としたカメ車のレース「HOT SHELL」で見事優勝し賞金1000万ベリーを獲得。その後もあらゆるギャンブルに勝ち続け、借りた2000万ベリーは倍以上の5000万ベリーに膨れ上がる。するとバカラからさらに高額のギャンブルに挑戦できるVIPルームに案内され、ここでもルフィが強運を発揮する。そこへ船の主にして世界政府をも動かす権力を持つ“黄金帝”ギルド・テゾーロが現れる。テゾーロから勝てば賭け金10倍負ければ全額を失うスペシャルギャンブルを持ちかけられルフィは承諾。だが、触れた者の運気を下げる「ラキラキの実」の能力者であるバカラによって運気を下げられたルフィはこの賭けに負け全額を失ってしまう。貸した3億2000万ベリーの返金を要求するテゾーロに対し、当然ナミたちは納得できずテゾーロたちに抵抗。ゾロがテゾーロに直接斬りかかるが、テゾーロの金を自在に操る「ゴルゴルの実」の能力で動きを封じられてしまう。ゾロを人質にとられたことでナミは返金までの猶予を要求し、テゾーロは明日の夜12時までに金を用意できなければゾロを公開処刑にすると宣言する。
その夜、ゾロの救出方法を模索するルフィたちの前にテゾーロの部下カリーナが現れる。彼女の正体はかつてナミと張り合った泥棒で、テゾーロが所有する世界の通貨の20%にあたる5000億ベリー、通称「テゾーロマネー」を奪うため潜入していた。カリーナから協力してテゾーロマネーを奪う提案を持ちかけられ、ルフィたちは2手に別れてテゾーロマネー奪還作戦を開始する。ルフィ・フランキーのチームAは黄金の塔の外壁を登って侵入し、船内全体の電伝虫を管理するホスト電伝虫を細工して映像を一時的に止めるためコントロールルームを目指す。それ以外のナミやカリーナら7人は塔内部からテゾーロマネーの金庫を目指す。塔内部に侵入しコントロールルームにたどり着いたルフィとフランキーだが、監視兵に見つかってしまい一旦退却を図るもそこへテゾーロとタナカさんが現れる。テゾーロに挑発されたルフィはテゾーロに攻撃を仕掛けるが両腕を黄金で固められ、タナカさんの「ヌケヌケの実」の能力で2人は船底の牢獄「黄金の牢獄(ゴールドプリズン)」に落とされてしまう。そこで2人はかつて伝説のギャンブラーとして名を馳せた革命軍のメンバーであるレイズ・マックスと遭遇。彼や牢獄に落とされていた囚人たちから海水があればテゾーロの金を破壊できる情報を得た2人はポンプ室を目指す。その途中海楼石製の巨大換気ファンに苦戦するもマックスや囚人たちの協力で突破しポンプ室に到着。一方、多くのトラブルを跳ね除け金庫までたどり着いたナミたちだが、そこにテゾーロマネーはなくテゾーロ本人が待ち構えていた。ナミたちの作戦は最初から見抜かれており観客の見世物にされていた。ナミたちはテゾーロに拘束され、ポンプ室にいるルフィたちも閉じ込められてしまい、いよいよゾロへの処刑が執行されようとする。だがその瞬間、船全体が停電し船中に海水の雨が降り注ぐ。事態を把握できないテゾーロに対し、ナミたちは作戦の真の目的が海水を確保することであったことを打ち明ける。ゾロの解放に成功したルフィたちは改めてテゾーロに宣戦布告する。
まんまと出し抜かれたことに激昂したテゾーロは切り札の「ゴールデンテゾーロ」で一味に攻撃を仕掛ける。タナカさん・バカラ・ダイスの幹部3人に一時は苦戦したゾロたちだがそれぞれ幹部たちを撃破。一方、ゴールデンテゾーロの攻撃に圧倒されるルフィも切り札の「ギア4」を発動させゴールデンテゾーロを破壊し、なおも立ちはだかるテゾーロを撃破する。テゾーロが敗れると船のモニターに謎のカウントダウンが出現し、船が爆発するというカリーナの指示で船からの脱出を図る。カリーナはひとり船に残り安全な場所まで遠ざけることをナミに告げる。脱出に成功しカウントが0になるも爆発は起こらずなぜか花火が打ち上がる。ウソップが望遠鏡で確認するとそこにはグラン・テゾーロを船ごと奪取し「怪盗カリーナ参上!!」の旗を掲げるカリーナの姿があった。最後の最後で一杯食わされたルフィたちだが、海軍の追撃を振り切るため次の冒険に向け出発する。(Wikipediaより転載)
<感想>
オダッチ監修ということで期待していたのですが、うーん、普通でした。ルッチやサボの登場にワクワクしたり、チョコチョコと見知ったキャラがいたりと楽しめたのですが、ストーリー的には余り嵌まれなかったです。途中まで、あれ、これは駄作かなと思ったら、後半は盛り上げてくれました。でもやはり「面白かった!」というより、「普通」な印象です。ワンピース好きなんですけど、余り乗れなかったです。真島ひかりの声には最後まで慣れませんでした。