笑の大学

星護監督。役所広司主演、稲垣吾郎。三谷幸喜脚本の映画化。2004年。

笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]

<ストーリー>
昭和15年。日本は戦争への道を歩み始めていた。国民の娯楽である演劇は規制され、警察で台本の検閲を受けなければ上演できない。そんな時代に、生まれて一度も心の底から笑ったことがない検閲官・向坂睦男と、劇団『笑の大学』座付作家・椿一が警視庁の取調室で顔を合わせる。『笑い』に理解のない向坂は「このご時世に、低俗な軽演劇など不謹慎であり上演する必要はない」と考えているため、『笑の大学』を上演中止に持ち込むべく、椿の台本に対して『笑い』を排除するような無理難題を課していく。いっぽう椿は何としても上演許可を貰うため、向坂の要求を飲みながらも更に『笑い』を増やす抜け道を必死に考え、一晩かけて書き直していく。向坂の検閲、椿の書き直し。そんな毎日が続くうち、いつしか向坂も検閲の域を超えた『台本直し』に夢中になってゆく。
ようやく台本は完成するが、その際に椿が告白したある一言で一転、向坂は国家権力の末端である自身の職責を忘れてしまっていたことに気付く。向坂は改めて椿の台本に対し、最大の無理難題を課す。そして偶然にもその晩、椿に召集令状が届く。もう『笑の大学』の幕が開くことはないと悟った椿は、一睡もせず無心で最後の書き直しを行うのだった。 (Wikipediaより転載)

<感想>
ずっと観たいと思っていました、ようやく観れました。どういう話か全く情報を仕入れずに観たのですが、なるほど、いかにもお芝居向きの脚本でした。基本、2人の個室でのやりとりが7日間続きます。ちょっとクドイかなとも思いますが、役所さんの巧さで見せてくれます。吾郎ちゃんはもう少し最初に必死さがあっても良かったかも?最後は泣かされました。なかなか良かったと思います。