佐藤信介監督。 榮倉奈々主演、岡田准一、田中圭、福士蒼汰、松坂桃李、栗山千明。有川浩原作小説『図書館戦争』シリーズの映画2作目。2015年。
<ストーリー>
正化33年、郁は篤に気持ちを伝えられないまま日々戦闘と訓練に励む。だが、手塚慧の策略により、図書隊の存在意義に疑問を抱き館内書籍を焚書した「未来企画」シンパ隊員に嵌められ共謀を疑われた郁は、査問委員会にかけられ窮地に追い込まれる。慧はここで郁を食事に誘い「未来企画」の意義を説明する。それは戦闘が過激化するほど検閲も厳しくなる現状の矛盾を突き、図書館を良化隊と対等な文科省傘下にするものである。だが反面、検閲に直接対抗できる戦闘職を手放すというもので当面の検閲は受け入れることになり、篤に薫陶された郁は賛成しない。慧は郁に対し図書隊を辞め未来企画に入るよう光を説得すれば査問を中止させるという。しかし郁は断り、彼女を探しその場に踏み込んできた篤に連れられて帰る。
査問は中止され郁らは安心するが、慧の暗躍は続く。ある日、茨城県近代美術館で開かれる表現の自由をテーマとした展覧会に、今や自由の象徴となった世界に1冊の希少本『図書館法規要覧』を貸出することになり、会場警備と極秘の輸送をタスクフォースが担う。しかし一時保管場所となった茨城県の図書館は、未来企画に洗脳された館長のもとで検閲を受け入れ戦闘を禁じておりこの要覧所有権を良化隊に譲り渡す。要覧を奪うため良化隊は数百の戦闘員を送りこみ激しい攻撃を仕掛け、郁の怒りと果敢に戦うタスクに心打たれた茨城の戦闘員も救援に加わるものの、次第に追いつめられてゆく。この戦闘は慧が仕掛けたタスク壊滅作戦であり、最終目的達成のために良化委員会と交渉する彼の元に、仁科巌司令が現れ、自らの辞任と引き換えに戦闘中止を持ちかける。検閲が蔓延した原因である報道被害や人を傷つける表現と国民の無関心、図書隊存在意義を無意味と説く慧に対し、それでも世界には守る価値があると仁科は反論する。
やがて完全に追い詰められたタスク一同は、最後の作戦として篤と郁の2名に、美術館まで直接要覧を届ける役目を託す。封鎖された市街地を抜け良化隊の攻撃を受けた篤は郁を守って重傷を負う。郁は篤に一人で要覧を届けるよう命じられ、思わず彼の唇を奪い思いを告げる。追われながら美術館玄関に走る郁への発砲を狙う良化隊に、突然光が浴びせられる。それは玄関前で郁を囲むように迎え入れた県知事らと、報道陣による大量のカメラのフラッシュであった。展覧会で要覧は無事展示され、タスクの活躍も紹介される。後日、怪我から回復した篤は、郁を捕まえ、以前に話したカミツレのお茶を出す店に自分を連れていくよう言い、事実上デートの誘いをする。慧は未来企画を解散して久しぶりに光と会い、兄への憎しみを越えて人を信じるという彼と対話する。仁科が図書隊を去る姿と、エンドロール後カミツレティーの並ぶテーブルを映して映画は終了する。(Wikipediaより転載)
<感想>
ドラマ『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』も観てから鑑賞。ドラマは恋愛がテーマで良かったです。そして今回。激しい銃撃戦にビックリ。最後だからこうならないといけないのかもしれませんが、命よりも本?命よりも表現の自由?と、私自身がちゃんと映画のテーマに乗れないまま話は進み…うーん、テーマの感動よりも、主役2人のロマンスにフォーカスしてしまいました。今にも死にそうな怪我に見えましたが、元気に復活。めでたし、めでたし。ん?イマイチでした。