BRAVE  メリダとおそろしの森

マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン監督。声、ケリー・マクドナルド主演、ビリー・コノリー、エマ・トンプソン。ピクサーのCGアニメ。2012年。

メリダとおそろしの森 DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]

<ストーリー>
スコットランド。ダンブロック王国のファーガス王とエリノア王妃には、娘である王女メリダと3人の息子達がいた。メリダは弓の名手で、活発な女の子。父ファーガスは森で熊モルデューと闘い左脚を失っている。ある日、メリダの結婚相手候補として、3人の領主が息子を連れてやってきた。まだ結婚したくないメリダは、相手を決める弓の競技会をぶち壊し、母エリノアと大喧嘩。家族が描かれているタペストリーを破き、城から逃げ出した。そして森で鬼火に導かれたメリダは、魔女に出会う。母の考えを変えて欲しいとお願いしたメリダは、魔女の作ったタルトを母に食べさせた。しかしエリノアは熊に変身してしまう…。

<感想>
大好きなピクサーということで、楽しみに観ました。おそろしの森という邦題もワクワクさせてくれます。鬼火の出る森は、おそろしの森という感じにピッタリ。しかし観ている内に、あれ?何か違わない?という展開に。まずメリダが可愛くない。国を治める王女だというのに、責任は負わず、ワガママにしか思えない。「私は悪くない」という言葉に、唖然。自業自得の騒動に母親は巻き込まれ、なのに最後に心を入れ替えたのは母親?結局、メリダは何も変わらなかったような。脚本がダメすぎます〜。バタバタはそれなりに面白かったのですが、何せキャラに感情移入してないので、ドキドキもせず、もういいやという感じに。ラストは決めてくれました。でも森、おそろしくなかったですね…これは邦題の失敗ですか。ありがちな設定をいかにピクサーが上手く料理してくれるかと期待していたのですが、今回は失敗だったようです。