市川徹監督。 長谷川初範主演、篠田三郎、渡辺裕之、田中美里。2011年。
<ストーリー>
ある日、ニューヨーク在住の高峰譲吉のもとを、彼の取材を希望する作家の貴子が訪れる。若くして渡米し、タカヂアスターゼの発見やアドレナリンの結晶化などに成功した彼の名は、アメリカ実業界でも有名だった。そんな高峰に貴子は、アメリカに日本の桜の花を咲かせたいと願うシドモア女史への助力を求める。(シネマトゥデイより転載)
<感想>
化学者、高峰譲吉の伝記映画です。子供時代から一気に大人、は良いのですが、既に立派な経歴になってからのお話だったので、その飛びように驚きました。何だか、学校や博物館で観る映画のようでした。それでも、日本では余りメジャーとは言えない高峰譲吉が素晴らしい人だったことや、どんどん出てくる教科書に出てくるような有名人との関係は、楽しく観ることができました。子供時代に因縁のあった、桜職人とのやり取りもグッとくるものがありました。ただ映画としては…余りエンターテインメントではないかなあ。繰り返し観たいとは思いません。