スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜  THE IDES OF MARCH

ジョージ・クルーニー監督。ライアン・ゴズリング主演、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン。2011年。

スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ [DVD]

<ストーリー>
アメリカ合衆国大統領の座をめざし、民主党予備選に出馬したマイク・モリスは、選挙ツアー最大の正念場を迎えようとしていた。ペンシルベニア州知事として政治家の実績を積んだモリスは、弁舌に優れ、カリスマ性も十分、ライバルのプルマン上院議員をじわじわと引き離しつつある。来る3月15日のオハイオ州予備選に勝てば、ホワイトハウス入りはほぼ確実。1週間後に迫ったスーパー・チューズデーに、全米の注目が集まっていた。モリスを支えるのは、ベテランのキャンペーン・マネージャーであるポール・ザラと広報官のスティーヴン・マイヤーズだ。弱冠30歳にして敏腕なスティーヴンは絶大な信頼を得ていて、輝かしい未来が約束されていた。しかしある日、プルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィからスティーヴンに電話がかかってくる。極秘の面会を求められ、一度は拒むも、言葉巧みなダフィの誘いに乗ってしまう。用件は引き抜きであったが、モリスに心酔しているスティーヴンは即座に拒絶。選挙スタッフのインターンであるモリーと親密な一夜を過ごし、翌日、ポールに密会のことを打ち明け謝罪するが、ポールの怒りは想像以上で…。

<感想>
よくまとまっていて、なかなか面白かったです。ありがちな展開かなと思いましたが、楽しめました。最後はどうなるのか知りたくて、引き込まれて観ました。ただネタとなった女性問題は…うーん、ちょっと安易でしょうか。クリントンのこともあるので、無いことでは無いのでしょうが、頭悪いなあと思いました。そして、やはりフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が素晴らしいです。役柄的にも潔く好印象。主役のライアンも、最初と最後の目の輝きの違いが切なく、良かったと思います。佳作という感じ。