デビル  DEVIL

ジョン・エリック・ドゥードル監督。クリス・メッシーナ主演、ローガン・マーシャル=グリーン、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ジェニー・オハラ、ジェフリー・エアンド。2010年。

デビル (字幕版)

<ストーリー>
高層オフィスビルからロザリオを握りしめ、一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事は、不自然さを感じつつも自殺と断定する。そして同じ頃、同じビルのエレベーターの一基が突然停止し、乗り合わせた5人の男女が閉じ込められる事態が起きた。マイクで交信を試みるが、警備室からの声は届くものの、エレベーター内からの声は聞こえない。イライラとする中、突然照明が消え、再点灯した時、若い女の背中に引っ掻いたような跡があり出血していた。閉所で5人は、誰が犯人かお互いを疑う。警備室に来たボーデン刑事に、警備員のラミレスはこれはデビルの仕業だと訴える。そして再び照明が消え、明るくなった時には、鏡の破片を首に突き刺され、セールスマンの男が死んでいた…。

<感想>
M・ナイト・シャマランの原案を、将来有望な若手が監督するプロジェクト「ザ・ナイト・クロニクルズ」の第1弾。
シャマラン関係、なんだかんだ思いつつも、気になって観てしまいます。今回は思い切りB級作品でしたが、思ったよりも楽しめました。何というか、昔懐かしいという感じ?クライマックスでは、あれ、こんなの観たことあるな、と思いました。昼間に吹き替えでやっている映画やドラマみたいです。誉められていた冒頭の逆さまシーンは、やはり良かったです。いかにもこの視点は人間ではない、という風でした。
(以下、ネタバレ含みます)
デビルが悪人達を処罰していく…これってデビルの仕事なのでしょうか。どちらかというと、デビルはもっと理不尽、無慈悲な気がしますけれど。ただ最後に癒しがあったのは良かったと思いました。神の手に渡ると、デビルも手出しできないということですかね。