細田守監督。声、神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月。2009年。
<ストーリー>
あと一歩のところで数学オリンピックの日本代表になれなかった高校生の小磯健二は、夏休み、友人と仮想世界OZのメンテナンスのバイトをしながら過ごしていた。そこへ憧れの先輩、篠原夏希がバイトをしないかと声をかけてきた。彼女と一緒に彼女の田舎に数日行くだけのバイト。友人とジャンケンで勝った健二は、夏希と長野県上田市にある旧家、陣内家に向かった。16代当主で夏希の曾祖母にあたる栄に、夏希のフィアンセとして紹介された健二。恋人の振りをして欲しいという夏希に、無理だと主張するも押し切られてしまう。夕食ではずらりと並んだ陣内家の親戚に紹介される。そして先代の隠し子である陣内侘助が現れると、夏希は懐いてはしゃぎだした。その夜、健二の携帯に謎の数列が記されたメールが届く。答を解き、返信するが、翌朝、OZを大混乱に陥れた犯人として自分の顔がTVに映っていて…。
<感想>
評価が高かったので観てみました。ほとんどストーリーを知らずに観始め、展開に驚き、ワクワクしました。そう言えばセカンドライフなんての、ありましたねえ。海外在住のせいか、絵だけでも胸キュンのシーンが多く、思わず涙。ああ、日本、良いなあ、と。男性陣キャラが良いです。女性は栄以外にはパッとせず。特に夏希には疑問符連発でした。どこが良いのか分かりません。欠点もいっぱいありますが、良い点もいっぱいある、評価の分かれる映画だろうなと思いました。ご飯は皆で食べて、1人でいちゃダメ、…好きです。
(以下、ネタバレ含みます)
夏希が花札を得意というシーンが無かったので、クライマックスにあれを持ってきたことに驚きました。侘助にも負けてましたよね?あそこで勝つくらい強かったなら分かりますけど。あとアメリカ、世界を持って来た割には、抵抗したのはあの家族だけ。皆さん、そんなに無能ですか?って、ああ、言い出すとキリが無いですね。最後に、身内を亡くすシーンは、もう泣かずにいられません…。胸が痛いです。