呪怨2

清水崇監督。酒井法子主演、新山千春、堀江慶、市川由衣、葛山信吾。2003年。

呪怨2 劇場版 [Blu-ray]

<ストーリー>
真夜中に走る一台の車。乗っているのは、ホラー・クイーンとの異名を取る女優、原瀬京子と婚約者の石倉将志。京子はこの日、呪われた家という心霊番組に出演した帰り道だった。車が何かにぶつかる、飛び出した猫だ。助からないと、そのまま車を走らせる将志だが、恐ろしい物を見てコントロールを失い、車が壁に激突。将志は意識不明となり、京子は軽傷ながらも流産してしまう。
心霊番組でレポーターをしていたタレントの三浦朋香は、自宅のマンションで毎晩同じ時刻に聞こえる物音に悩まされていた。壁を叩くようなその音…最初は莫迦にしていた恋人の山下典孝も、音を聞いて不気味がる。
テレビ・ディレクターの大国圭介は、心霊番組のロケ後、関係者が次々と失踪、死亡する謎を解明すべく、原因となった呪われた家に再び足を踏み入れた…

<感想>
ちょっと前になりますが、結局、続編を観ちゃいました。呪怨で面白いと思うのは、ただのホラーではなく、時系列がバラバラの構成になっていて、観ていく内に「なるほど、ここに繋がるのか!」と思えるところです。この構成が私的にはかなりのツボで。そういう意味で今回は、朋香のエピソード、怖い〜!千春のエピソード、こうくるか〜!と、時間を超越、時空を超越状態で、楽しんで観れました。伽耶子の登場シーンは怖いことは怖いのですが、慣れちゃいました。俊雄にいたっては、思わず笑っちゃいます。怖さって慣れちゃうのですかね…。
(以下、ネタバレ含みます)
転生ときましたか…ラストはちょっと悲しい感じでした、娘を持つ身としては。しかし出産シーンのすごかったこと…皆殺しですか…呪いが段々、ハリウッド映画ホラーの無差別に近くなってきましたね。これはちょっと興醒めでした。
ハリウッドと言えば、ハリウッド版呪怨もあるそうですが、これはおそらく観ません。邦画だけで呪怨の世界、充分に楽しませていただきました。